NXP、エッジ・デバイス向けに新たな機械学習開発環境を発表

NXPは、人工知能機能のクラウドからエッジへの移行に対するアクセス可能性や使いやすさを強化するため、eIQツールとMLソリューションを開発した。

eIQはNXPのすべてのマイクロコントローラ(MCU)、アプリケーション・プロセッサ製品ラインに対応し、エッジ・デバイスへのML実装の際に開発者が必要とするビルディング・ブロックを提供する。NXPのeIQは機械学習を取り巻く環境の変化に対応し、機能の拡大を継続していく。

現在、eIQが提供する機能には、データ取得/キュレーション・ツール、TensorFlow Lite、Caffe2、CNTK、Arm NNなどのニューラル・ネット(NN)フレームワーク・推論エンジン向けモデル変換、GLOWやXLAなどの急成長中のNNコンパイラに対するサポート、サポート・ベクター・マシンやランダム・フォレストなどの従来からのMLアルゴリズム、NXPのエンベデッド・プロセッサ上でのヘテロジニアス処理向けモデル展開のためのツールなどがある。

また、NXPはMLアプリケーションの実現のため、エッジでのデータ収集、キュレーション、処理方法を統合するソフトウェア・インフラであるEdgeScaleを2018年2月に発表した。

EdgeScaleはクラウドベース人工知能(AI)/MLサービスへのシームレスな統合と、低コストMCUから高性能i.MXアプリケーション・プロセッサ/Layerscapeプロセッサに至るまでのすべてのNXPデバイス上でのクラウド・トレーニング済みモデルと推論エンジンの採用を可能にするという。

eIQ環境をベースとし、NXPは視覚、音声、異常検出モデルのエッジベース学習とローカル実行向けのターンキー統合型MLソリューションを発表。こうしたシステムレベル・ソリューションは顧客自身の差別化を可能にするとともに、完全機能アプリケーションの構築に必要なハードウェア・ソフトウェアを提供する。ソリューションはモジュール型で、顧客はシンプルなプラグインにより自社製品の機能を容易に拡張することができるという。

【関連リンク】
NXPセミコンダクターズ(NXP Semiconductors)

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