STマイクロエレクトロニクス、スマート物流に向けSigfox Monarch認証取得済み・シームレス・超低消費・長距離無線通信ソリューションを発表

STマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、Sigfox社の遠隔トラッキングおよび位置情報サービスである「Monarch」の認証を取得し、スマート物流に向けて、シームレス、超低消費かつ長距離の無線通信を実現するソリューションを発表した。

このソリューションは、世界各地でSigfoxネットワークに接続できるIoT機器の開発を可能にし、GPSやGNSSなどの高価な測位システムを使わない、地域を越えた位置情報の取得および資産管理を実現することができるという。これにより、空港や駅における手荷物トラッキングや、サプライ・チェーン・マネージメントおよび航空機・鉄道を使用する物流市場の製品(スマート・パレットなど)の開発が可能となる。

さらに、各地域の無線使用帯域に依存しないため、メーカーは、ネットワーク接続型のスマート・オブジェクト(コンスーマ機器、IoT機器など)を、複数の地域にグローバルな標準品として輸出することが可能となり、製造および物流を簡略化することができるとした。

同ソリューションでは、STの超低消費電力・長距離Sub-GHz通信ICであるS2-LPをベースにし、Sigfox Monarchの認証を取得済みであり、Sigfoxが利用できるすべての地域(RC1〜RC6)において、各地域のSigfox周波数帯域に自動的に切り替えが可能。世界中でSigfoxネットワークおよび位置情報サービスとシームレスに接続することができる。このS2-LPを活用した超低消費の長距離無線技術(LPWAN)により、STのインダストリアルIoT向けポートフォリオが拡充するという。

そのほか、STは、製品開発期間の短縮に役立つ開発キット、リファレンス設計、ツールを含む、Sigfox Monarchネットワーク向けの包括的なソフトウェア開発キット(SDK)を提供している。

STM32マイコンで動作するSDKは、低消費電力製品ファミリと高性能製品ファミリを含む広範なポートフォリオを活用することができる。例えば、プロセッシングが要求される用途では、高効率データ・プリプロセッシングとローカルで動作するAIを実行可能なArm Cortex-M4ベースのマイコンを使用することで、ネットワークのトラフィック負荷を軽減することができるという。

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