AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

ET×ET(エッジテクノロジー)が新コンセプト、ET/IoT展は、IoT/AI時代に“エッジテクノロジー総合展”として進化する

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ET/IoT Technology 2018からトピックスをピックアップ

自動運転やスマート工場、スマートホームなどに代表されるスマート社会の実現には、多種多様なIoTデバイスから収集される大量データをリアルタイムに、高効率に処理・分析することが不可欠となる。その基盤技術となるIoTは、すべてをクラウド側で処理することの課題が顕在化している。そこで加速しているのが、クラウド側の処理から、より現場に近いエッジ側へのシフトだ。

そうした背景から、高度なデバイス開発技術(Embedded Technology)と、つなげるIoT技術(IoT Technology)の最新情報を発信してきたET/IoT展は、双方の視点から“エッジ”にフォーカスし、最新の技術動向からデータの利活用におけるソリューションまであらゆる情報を発信、新たなIoTサービスを創出する「エッジテクノロジー総合展」として大きく進化する。

ここでは、主要メーカ・ベンダから勢いのあるスタートアップ企業まで410社を超える企業が出展し、前回を上回る規模で開催するET/IoT展の見どころを紹介してみたい。

ET/IoT Technology 2018 image

エッジのトレンドを先取り。自動運転AI、リアルハプティクスなど最新技術が体験できる主催者テーマパビリオン

新たな企画のひとつが、エッジの最先端を体験し、その先のトレンドや世界観を紹介する「主催者テーマパビリオン」。「次世代モビリティ」「エッジAI」「エッジコンピューティング」「ハプティクス」の4テーマの動向をキャッチアップしたもので、アセントロボティクス、NVIDIA、デンシー、フォグホーン システムズ、LeapMind、Re-alの5社による最新技術から、“エッジテクノロジーがいまどうなっているのか、今後どういうことが起きるのか”を実際に感じることができるエリアとなる。

展示のひとつが、世界が注目する自動運転AI技術を持つアセントロボティクスの自動運転車。クラウドと連携し機能するのではなく、ほとんどすべてをエッジのみで完結している点が大きな特徴だ。運転中、周囲の環境がどのように見えているのかがわかり、エッジコンピューティング環境下で動く様を目の当たりにできる。

また、ハプティクスのデモンストレーションも展示される。Re-alがリアルハプティクス技術を用い開発した「Real AVATAR」による「遠隔釣りシステム」で、ANA(全日空)が進めるAVATAR事業と提携しているもの。大分県のテーマパークに提供されているものだが、ここでは大分の海で釣りをしている感覚をリアルに体験できる。

ET/IoT Technology 2018 theme
左がアセントロボティクスの自動運転AI搭載車。エッジコンピューティング環境下でどのように動くのかその場で体験できる。右はRe-alが開発したReal AVATARによる「遠隔釣りシステム」

こうした先端技術の体験で、少し先の未来を感じることができるテーマパビリオンだが、ピックアップしているテーマは基調講演などカンファレンスでも取り上げており、講演とデモの両方から技術の現状や動向をさらに深く理解することができるものとなる。

・テーマパビリオンと連動した、自動運転AIとハプティクスのカンファレンス

[K-9]車に知性を与える自動運転AI ~認識、理解、予測、そして判断をする車~
石﨑 雅之 氏 アセントロボティクス株式会社 代表取締役
http://www.jasa.or.jp/expo/conference2018/confpage-k09.html

[HP-1]Society5.0に人の繊細さ・優しさを宿すリアルハプティクス技術
永島 晃 氏 慶應義塾大学 ハプティクス研究センター 副センター長
http://www.jasa.or.jp/expo/conference2018/confpage-hp01.html

世界が注目する国内外のスタートアップ企業が集合。来場者に向けた“ピッチイベント”も連日実施

同じく新設となる「スタートアップ&グローバルパビリオン」も見どころのひとつ。国内企業に加え、スタートアップ企業の活躍が目覚しい海外企業も出展する。
・『グローバル起業家精神・開発指数(GEDI)』でアジアトップランクの台湾
・スタートアップネイションと注目されるイスラエル
・欧州一のベンチャー大国フランス
・1日に1万6600社が起業する中国

展示はもちろん、展示ホール内メインステージとパビリオン内のステージで実施されるショートスピーチも見どころとなる。海外の展示会では馴染みある、投資家相手のプレゼン“ピッチイベント”をイメージした5分の短いプレゼンテーションを来場者に向け3日連続で実施する。新規分野へのアプローチに技術力を持った企業との連携を考えている方、グローバル展開に向けた戦略を考案中の方などは特に貴重な場となるはずだ。

またカンファレンスのトピックスのひとつが、スタートアップ企画との連動で実現した、米シリコンバレー投資ファンド代表のアニス・ウッザマン氏による講演だ。
140社以上への投資実績を持つ米国シリコンバレーのベンチャーキャピタリストであるウッザマン氏が、投資家の目線でシリコンバレーの現状や技術動向を紹介する。本展示会のなかでも特徴的なプログラムで、おおいに注目が集まっている。

[I-1]11月14日(水) 15:30~16:30 アネックスホール
世界最先端のAI・IoT・エッジコンピューティング技術に対するシリコンバレーの取り組み ~シリコンバレーの投資家の目線から~
アニス・ウッザマン 氏 フェノックス・ベンチャーキャピタル 共同代表パートナー& CEO
http://www.jasa.or.jp/expo/conference2018/confpage-i01.html

“エッジ”の重要技術・先行分野の最新情報を集中発信する6つのテーマパビリオン

また展示会場では、エッジ側でのデータ処理に重要となる技術、先行する分野のエッジ技術をテーマに、最新情報を集中発信するテーマゾーンを開設する。テーマゾーン企画は前回会場でも開設した4つのテーマゾーンを今回も設置、新たに「次世代モビリティ」「エッジコンピューティング」を加えたの6つのテーマで展開する。エッジのテーマのもと、新たなプレイヤーも続々出展し、前回以上の盛り上がりを見せてくれそうだ。ET/IoT Technology 2018 6theme

このテーマゾーンも展示とカンファレンスが連動しており、各テーマごとの専門トラックが実施されるため、その技術がいまどうなっているのか、最新の技術動向を早くより深く知ることができる。

基調講演にはもっとも勢いのある注目企業も初登壇。約120のカンファレンスはすべて無料

多彩で充実したカンファレンスプログラムは本展示会の特徴のひとつで、今回も約120のプログラムを実施する。次世代モビリティ、エッジコンピューティングといった専門トラック、IoTへの応用の期待が高まるブロックチェーン、ハプティクスなどのプログラムが新たに加わっている。

注目の大きな基調講演は、「エッジ」「次世代モビリティ」「エッジAI」「エッジコンピューティング」「組込みAI活用」「AI医療」「IoTセキュリティ」「組込みシステム/AI」といった技術テーマで9セッション用意された。

先にふれたアセントロボティクスの石﨑雅之氏(次世代モビリティ)のほか、フォグホーン システムズの遠藤雄太氏(エッジ)、LeapMindの野尻尚稔氏(組込みAI活用)、Preferred Networks Americaの大田信行氏(AI医療)など世界的に注目の高いスタートアップ企業が初登壇することでも話題だ。その基調講演のタイトルは以下となる。

[K-1]Embedded AIで広がるエッジコンピューティング
土岐 英秋 氏 インテル株式会社 技術本部 執行役員常務 技術本部 本部長
インダストリアルIoTにおけるエッジの必然性と導入事例
~現場視点のエッジソリューション~
遠藤 雄太 氏 フォグホーン システムズ 副社長 兼 アジア太平洋事業本部 本部長

[K-2]IoT・AIの未来とセキュリティの課題~これからのICT技術をどう進化させるか~
徳田 英幸 氏 情報通信研究機構 理事長 / 慶應義塾大学 名誉教授
IoTにおけるサイバー攻撃の脅威とその対策
吉岡 克成 氏 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 准教授

[K-3]組込みシステム産業を取り巻く課題と政策展開
菊川 人吾 氏 経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 課長

[K-4]アマゾンのエッジコンピューティングサービスとクラウドを中心としたデータドリブンデシジョン
~Amazon IoTからAWS Greengrass / Amazon FreeRTOSまで~
亀田 治伸 氏 アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 プロダクトマーケティング エバンジェリスト

[K-5]変革を巻き起こすインテリジェントエッジを活用したIoT
ロドニー・クラーク 氏 Vice President, IoT and Mixed Reality Sales, Microsoft Corporation

[K-6]AIチップとは何か、これからどこへ向かうのか
今井 拓司 氏 技術ジャーナリスト(元・日経エレクトロニクス編集長)
小型で廉価なエッジデバイスで動く「組込みDeep Learning」
~Deep Learningの推論環境と実ビジネス導入事例~
野尻 尚稔 氏 LeapMind株式会社 Business Division Alliance

[K-7]組込みシステムとAI
坂村 健 氏 東洋大学 INIAD(情報連携学部) 教授/学部長

[K-8]深層学習の技術的側面から見た、AI医療の可能性と実際
大田 信行 氏 株式会社Preferred Networks America 最高執行責任者

[K-9]これからのモビリティ社会を支えるソフトウェア技術と課題
梶岡 繁 氏 株式会社デンソー 技術開発センター MaaS開発部 MaaS基盤開発室長

全カンファレンスプログラムの詳細はこのページから確認いただきたい。
http://www.jasa.or.jp/expo/conference2018/

[開催概要]

名称:Embedded Technology 2018 / IoT Technology 2018
会期:2018年11月14日(水)~16日(金)
10:00~17:00(15日(木)は18:00まで開場)
会場:パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
展示会規模(予定):410社・団体、820小間、想定来場者26,000人
主催:一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)
企画・推進:株式会社JTBコミュニケーションデザイン

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