ソルティスターとコアスタッフ、電池不要・メンテナンス不要・無線通信EnOcean対応IoT POCキットを共同開発

株式会社ソルティスターとコアスタッフ社は、電池不要の近距離無線通信規格EnOceanを活用したIoT検証キット「EnOcean Link POCキット with Armadillo-IoT」を共同開発した。

ゲートウェイ機器「Armadillo-IoTゲートウェイ G3」(アットマークテクノ製)にソルティスターが開発したEnOcean対応のミドルウェアを搭載し、開閉センサーと温度センサー、通信状態を可視化するWebアプリケーションとセットにしたPOCキット(※1)として11月14日に発売を開始する。

この製品により、これまでEnOceanを使ったPOC環境構築に3ヶ月は必要だったが、箱を開いて10分で検証を開始することができるようになったとのこと。

IoT分野において、様々なモノからデータを収集するセンサーの電池交換は、コストや利便性の面から問題となっており、メンテナンスを行うことなく、データを継続的に収集・送信できる仕組みが強く求められている。

そこで解決策として注目を集めているのが、電池を使わずに振動・温度・光のエネルギーによって自己発電するエネルギーハーベスティング技術と超低消費電力技術を併せ持つ、無線通信規格EnOcean。

ソルティスターがコアスタッフ社と共同開発した「EnOcean Link POCキット with Armadillo-IoT」は、センサーとゲートウェイ間をEnOceanで通信するIoTシステムの検証環境を安価に構築することができる。

EnOceanを活用したIoT利用シーン

オフィス・マンション・工場の空調管理
サービスエリアのトイレ・介護施設の入退室管理
歴史建造物の照明管理 など

「EnOcean Link POCキット with Armadillo-IoT」の特長

センサーの電池不要
自家発電する無線通信規格EnOceanを活用しているため、センサーの電池を必要としないIoTシステム構築が可能です。
手元に届いて10分で利用可能
これまでEnOcean通信ができるIoTシステムのPOC環境構築には受信プロトコルのプログラミングからハードウェアへのキッティングなど約3ヶ月の期間が必要だった。しかし、この製品は、EnOceanの受信プロトコルスタックを搭載したIoTゲートウェイ、センサー及び通信可視化アプリケーションをセットにして提供するため、届いて10分で検証を開始することができる。
目的・用途に合わせた受信ゲートウェイのカスタマイズが可能
受信ゲートウェイのインターフェースを公開しており、目的・用途に合わせたアプリケーション開発が可能。

製品概要

「EnOcean Link POCキット with Armadillo-IoT」は、以下のものをセットにして提供する。
ゲートウェイ機器(Armadillo-IoTゲートウェイ G3:AGX3142-D00Z)
 ※ソルティスター開発の通信プロトコルスタックを搭載
EnOcean受信用USBデバイス(USB400J)
開閉センサー(CS-EO429J)
温度センサー(CS-EO431J)

通信プロトコル
GP1.0(Generic Profiles)、EEP2.6.8(EnOcean Equipment Profiles)、ERP1or2(EnOcean Radio Protocol)、ESP3(EnOcean Serial Protocol)

【関連リンク】
ソルティスター(SALTYSTER)
コアスタッフ(CoreStaff)

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