Arm、顧客データと実店舗のIoTデータを統合管理する小売業向けの「Arm Retail」ソリューションを発表

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Eコマースが成長を続けている一方で、全世界の小売売上高の約90%は、実店舗からもたらされている(※1)。最近発行されたSJCのレポート(※2)によると、買い物客と店舗の商品やブランドとのエンゲージメントに関する情報を取得するため、IoTセンサーやビーコン、カメラを設置した店舗が増えているという。

しかし、IoTデータを有益に活用するためには、小売業者の実店舗環境に応じて容易に拡張できる実装方法が求められ、Web、モバイル、電子メール、ソーシャルメディアなど、他の分散した顧客データソースとの統合に対応する必要がある。

これまでサイロ化されていたデジタル上の顧客データと実店舗のIoTデータをセキュアに統合管理できる小売業向けの「Arm Retail」ソリューションを、英Armが発表した。

同ソリューションにより、小売店のオペレーションでは、商品の人気度/SKU(Stock Keeping Unit)の流通速度、店内の混雑度、滞在時間などの指標に関するリアルタイム・データによって導かれた推定に基づいて、店舗のレイアウト、商品の配置、店舗スタッフの優先順位を最適化できる。

買い物客の購買プロセスの全体像を把握できるため、買い物客のアパレル商品に対するオンラインでの関心に基づき、店内のデジタルサイネージを通じてその商品のパーソナライズされた店内広告を提供することも可能になる。

同ソリューションは、Arm Pelion IoT Platform(※3)とArm Treasure Data CDP(※4)を統合している。CDPは、ディスプレイ広告、電子メール、Web、モバイルなど、デジタル・タッチポイントを対象に、データ収集プロセスを統合し、Pelion IoT Platformを活用することで、店内のリアルタイム・データを管理しつつ、デジタルマップ、ビーコン、コンピュータ・ビジョン、店舗運用ソフトウェアをAPIによって統合している。

また、店舗運用ソフトウェアのReflexis社との提携により、小売店スタッフは、同ソリューションから提供されるリアルタイムのIoTデータに基づく、実践的なタスクを取得でき、店舗での迅速な導入と、店舗スタッフのトレーニングが可能になる。

※1 eMarketerより
※2 SJCのレポート
※3 Arm Pelion IoT Platform
※4 Arm Treasure Data CDP

【関連リンク】
Reflexis

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