NECソリューションイノベータといーじー、地域における交通課題解決のため地域版MaaSを視野に入れ共同研究を開始

NECソリューションイノベータ株式会社、株式会社いーじー、医療法人社団田谷会(以下、田谷会)は、地域における交通課題の解決を目的に、地域版MaaS(※)を視野に入れた共同研究を開始すると発表した。

今回の研究では、日常生活を送るうえで必要な移動手段が確保できない「移動制約者」の課題を解決すべく、本年2月4日より石川県小松市で田谷会が運営する介護施設において、多くの課題やニーズを抱えていると想定される高齢者に対して、日々の交通における課題やニーズに関するヒアリングを実施する。

現在、地方では、車が不可欠な環境でありながら、自身で車を運転できないために、日常生活を送るうえで必要な移動手段が確保できない「移動制約者」が多く存在している。

田谷会が運営する介護施設の利用者からは、送迎に関し「自宅と施設の往復だけでなく、買い物に行ったり、知人の家に立ち寄ったりしたい」という希望があがるも、法令上または安全上の理由から、規定以外のルートを通ることはできず、希望に沿うことが難しい状況にあるという。

結果として、施設利用者は、外出する際に家族や近隣の人の手を借りざるを得ず、外出の機会が減っていることが考えられる。

NECソリューションイノベータ、いーじーおよび田谷会の三者は同研究を通じて、外出時に人の手を借りざるを得ず、また、そのことへの心理的負担から頻繁に外出できない、と想定される移動制約者の課題が解決され、「誰もが気がねなく、おでかけできるまち」の実現を目指す。

今回の共同研究では、小松市に在住する移動制約者に対し、日常的な移動手段を確保できる環境を提供することを通じて交通課題の解決を目指している。また、その移動手段の提供や確保を容易にするためのアプリケーションやサービスなどの検討を予定している。

また、NECソリューションイノベータらは同研究に先立ち、2018年12月14日に、地域交通への理解を深めるために、小松市でアイデアソンを開催。このアイデアソンには、地元の社会課題に強い関心を寄せる地元企業の方や学生、11人が参加したという。

※ICTを活用して交通をクラウド化し、マイカー以外のすべての交通手段による移動を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな移動の概念。地域版MaaSでは、同じ地域の企業や市民等が協力し移動をサービスとして提供することにより、移動制約者などの交通課題を解決すること等を狙いとする。

Previous

IDC、国内コネクテッドビークル市場MaaSユーザー動向調査結果を発表

アステリアのモバイルデータ活用サービス「Platio」、AI検知機能が追加

Next