プロダクトづくりの前提がかわった ーソラコム if-up2019レポート3

Home XのAIは、「デザインシンカー」

ここで、馬場氏より、Home XのAIが、「デザインシンカー」であるという考え方が披露された。「デザインシンカー」とは、デザインシンキングのアプローチで課題解決をするヒトのことだが、これをHome XのAIがやるのだという。

もう少し解説すると、睡眠を客観的に観察、共感し、リフレーミングしていくと、入眠のタイミングや入眠のやり方をかえる方法が見えてくる。こういったデザインシンキング的アプローチでヒトを観察すれば、客観的に状況を把握し、イテレーションすることも可能になるという考え方なのだ。

これまでのスマートホームは単に「これまでの家電」を「コネクト」しただけのものだが、それでは体験(エクスペリエンス)は改善しないのだ、と馬場氏は言う。

プロダクトづくりの前提がかわった ーソラコム if-up2019レポート2
パナソニック株式会社 ビジネスイノベーション本部 本部長 兼 パナソニックノースアメリカ株式会社 副社長 馬場 渉 氏

一方、濱田氏はメルカリにおいて、今後の自社の取り組みについて、2030年頃までに起きると言われているテクノロジーの進歩をプロットし、それぞれのタイミングで自社がどうなっているべきかということについて深く議論を進めたのだと言う。

自動運転が実現したらどうするのか、スマートシティが実現したらどうするのか、といったようにだ。

「売ることを簡単にする」という軸はずらさず、テクノロジーの進歩をどう取り込んでいくかを先読みすることで未来予測をしてくというのだろう。

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