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要素技術 > 菱洋エレクトロ、シャープ製無線LANアクセスポイントを活用し、善光寺にクラウド監視カメラを設置
国宝や重要文化財が多く現存する長野県長野市の善光寺には、国内外から多くの参拝者が訪れる。しかし近年は、国宝・重要文化財への落書きや窃盗の被害が発生しており、来訪した人々が安心して参拝できる環境を整える必要があった。また、本堂から300m程離れた仁王門の敷設工事においては、有線ケーブルの引き回しが困難であり、長距離の無線通信の対応が求められていた。
このほど、菱洋エレクトロ株式会社は、シャープ株式会社製の無線LANアクセスポイント「QX-C300」シリーズを活用し、クラウド監視カメラを仁王門に設置した。監視を目的としており、クラウド監視カメラを敷地内に2台設置することで、建造物への落書きやいたずらを未然に防止する目的だ。
一般的に、屋外で広域に通信環境を確保する際は、有線ケーブルの敷設工事が必要であることや、無線の場合には電波が届きづらいといったことが課題になっている。「QX-C300」シリーズは、アクセスポイント間で電波を中継する無線バックホールと呼ばれる技術が搭載されている。
この技術は、屋外にて低コストで導入しやすいだけではなく、見通しのない場所でもアクセスポイントを迂回させることにより、柔軟かつ高速で安定的な通信環境を構築できる特徴があるといわれている。また、無線であることから、善光寺の景観を損ねることなく、短い工事期間で監視カメラの設置が行われた。
菱洋エレクトロは今後の展開について、「QX-C300」シリーズの特徴を生かし、工期を長く確保するのが難しい観光施設や宿泊施設のほか、景観への配慮を特に必要とする文化財などへの設置を進めていくとした。
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