東京大学大学院工学系研究科、曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功。ゴム手袋など柔らかな曲面上に装着しての計測が可能に。

JST戦略的創造研究推進事業の一環として、東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫 教授、リー・ソンウォン博士研究員らの研究グループは、曲げても性質が変化しないフレキシブル圧力センサーの作製に成功した。

 

ウェアラブルエレクトロニクスの装着感を低減するため、生体に密着する柔らかい圧力センサーの開発が重要性を増している。ところが、柔らかい素材でできた圧力センサーは、曲げたりよじれたりすると、変形に伴うひずみのためにセンサーの性質が大きく変化してしまい、正確に計測できなくなるという問題があった。

同研究グループは、ナノファイバーを用いることによって、曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功。今回開発された圧力センサーは、半径80マイクロメートルまで折り曲げても、圧力センサーとしての性質が変化せず、膨らませた風船のように柔らかい曲面上でも圧力の分布を正確に計測することができた。

同研究成果を活用し、ゴム手袋など柔らかな曲面上に同センサーを装着して圧力を測定することが可能になり、感覚に頼っていた触診をセンサーで定量化するデジタル触診など、ヘルスケア、医療、福祉など多方面への応用が期待される。

 

【関連リンク】
東京大学
東京大学大学院工学系研究科
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)

Previous

理科実験教室のサイエンス倶楽部、ノーベル賞受賞記念実験「センサでGo!」を開催

ぷらっとホームのIoTゲートウェイ、オムロンの環境複合センサなど、ニフティ主催「IoTの「T」が見れるでShow!」レポート2

Next