VUZIXの拡がるスマートグラスのユースケースとこれからの課題解決 -MWCバルセロナ2019レポート6

ヘッドマウントディスプレイから始まり、VUZIXは約20年スマートグラスの研究を続けてきた企業だ。

最近ではCESやMWCの常連になりつつある企業だが、VUZIXのスマートグラスは趣味のガジェットではなく、個々の産業において活用が進んでいる。

※タイトル画像は、産業向けのハイエンドモデルM300XL

現在販売されているスマートグラスはM300XL、M300、BLADEの3機種で、OSはAndroidがベースになっている。それぞれ視界に入ったモノを認識するAR機能、モーションセンサーを搭載し、音声操作及びタッチ操作に対応している。

販売価格はM300XLが$1499.99、M300とBLADEが$999.99となっている。

VUZIXの拡がるスマートグラスのユースケースとこれからの課題解決 -MWCバルセロナ2019レポート6
一般向けに販売が予定されているVUZIX BALDE

具体的な活用事例として倉庫などでの商品や荷物の仕分けや工場の作業員をアシストする用途などがあるという。2019年1月にはBLADEを一般向けに販売することを発表した。Amazon Alexa、AccuWeatherやYelpなどのアプリケーションを搭載して発売する予定だ。

ブースにおいてもスキーの際のコースガイド、Yelpのレストラン情報が確認できるデモがあった。さらに、商品を手に取ってその商品を見るだけで商品情報を表示することや、テレビのスポーツ中継に評される選手を見るとその選手の詳細情報が表示されるデモも展開していた。

VUZIXの拡がるスマートグラスのユースケースとこれからの課題解決 -MWCバルセロナ2019レポート6
店舗のロゴマークを見ると、そのレストランの情報がYelp経由で表示される

MWCでの展示ということもあり、モバイル通信の採用状況について聞いたところ、現状はBluetoothまたはWi-Fiに対応しているが、セルラー回線の採用の予定はないということだった。

理由としては、通信モデムやeSIMのコスト、日本においては技適審査のコストなどを挙げられた。

一般的になりつつあるWi-Fiの5GHz帯ですら屋外では基本的には利用を制限されている。さらに国によって利用できる帯域が異なる。そのため一般向けに販売されるBLADEはWi-Fiは2.4GHzのみ対応となっている。

コンシューマー向けデバイスは次々と新製品が登場している。

しかし、セルラーでの自立通信が可能となるデバイスを増やすためには、各国の法制度含めた課題が多く残されていることも見えた。

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