AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

日立、Lumadaソリューションの導入をサポートする「Lumada Solution Hub」を販売開始

近年、市場変化のスピードや複雑さが増す中、さまざまな分野でAI、IoTなどデジタル技術を活用した新たなサービス創出や業務改革などを適切かつ迅速に実現するデジタルトランスフォーメーションが求められている。

しかし、これらの取り組みを継続的に行うためには、ソフトウェア・ハードウェアを活用した環境構築、アプリケーションの開発・PoC、本番環境への移行や複数拠点への展開、運用・保守に至るまでさまざまな専門技術やノウハウが必要であり、膨大なコストと時間を要するという課題もあった。

株式会社日立製作所は、顧客のデジタルトランスフォーメーションをサポートし、新たなイノベーションの創出を支援する「Lumada Solution Hub」を本年4月1日から順次販売開始する。

Lumada Solution Hubは、顧客との協創により培った技術・ノウハウを結集したLumadaソリューションやアプリケーション開発環境を導入しやすい形にパッケージ化してカタログ(※1)に登録し、クラウド基盤上で提供するものだ。

これにより、顧客はカタログの中から導入したいものを選択するだけで、IaaS上に環境を構築し、利用を開始することができる。

同サービスを利用することで、Lumadaソリューションの早期検証から本番環境へのスムーズな移行、さらには海外を含めた複数拠点への展開などが可能になるとしている。

今回、販売を開始するLumada Solution Hubの具体的な特長は以下の4点だ。

  1. コンテナ(※2)技術の適用により、Lumadaソリューションの早期検証を実現
  2. コンテナ型の仮想化環境を提供する「Docker」や、コンテナの配備・設定・管理を行う「Kubernetes」(※3)などOSSを適用することで、Lumadaソリューションを再利用可能な形にパッケージ化し蓄積するとともに、IaaSへの高速なデプロイを一括して管理・実行することが可能。これにより、導入したいソリューションを選択するだけで、利用用途にあわせてIaaS上で環境を構築し、Lumadaソリューションの迅速な検証を開始することができる。今後、Lumada Solution Hubのカタログへのソリューション登録を進め、AIやIoTを活用し実効性の高い配送計画を立案するサービスやブロックチェーン導入支援のサービスなど業務ソリューションを2019年度上期より順次提供開始する。

  3. マルチクラウド対応により、本番環境へのスムーズな移行を実現
  4. 第一弾としてプライベートクラウド環境を提供する日立の出前クラウド(※4)版を販売開始し、2019年度第2四半期からAmazon Web Services、Microsoft Azure、日立エンタープライズクラウドサービスのIaaSなどを順次サポートすることで、マルチクラウド環境に対応していく。
    これにより、顧客の現場でのシステム構築作業を軽減し、Lumadaソリューションを海外含めた複数拠点へ展開することを支援する。

  5. アプリケーションの開発効率を向上
  6. アプリケーション開発環境を構築するための「IoT向けDevOps環境提供サービス」 を4月1日より販売開始します。本サービスは、アジャイル開発(※5)に適したプロジェクト管理ツール「Redmine」などにより、開発チームと運用チームが一体となったDevOps(※6)スキームの立上げを支援する。
    また、GUIプログラミングツール「Node-RED」などの活用により、ITに精通していない担当者でも容易にアプリケーションを開発することを支援する。さらに、開発したアプリケーションをパッケージ化して、クラウド基盤に蓄積しておくことで、複数のアプリケーションの組み合わせやカスタマイズが容易になり、顧客のニーズにあわせた開発ができる。

  7. 本番環境における保守・運用の省力化
  8. 本番環境におけるアプリケーションの負荷に応じて、自動でシステムの処理能力を高めるオートスケーリング機能や、セキュリティのアップデートを自動的に適用する機能など、保守・運用の省力化を支援する機能を2019年度下期より順次サポートしていく。

日立、Lumadaソリューションの導入をサポートする「Lumada Solution Hub」を販売開始
Lumada Solution Hubの構成図

※1 パッケージ化したソリューションを一覧で見える化したもの
※2 アプリケーションコードをパッケージ化することでさまざまな環境下で実行可能としたもの
※3 コンテナの操作を自動化するためのオープンソース・ソフトウェアであり、コンテナ化したアプリケーションのデプロイ、スケーリング、管理が行えるコンテナオーケストレーションのシステム
※4 本年4月1日の販売開始時点では、出前クラウド(クラウド基盤を構築するために必要なサーバ、ストレージ、ネットワーク機器、および管理コンソールをすべてラックに収容し、すぐに利用できるプライベートクラウド環境として提供するサービス)のサポートとなる
※5 ソフトウェア工学において迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法
※6 開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせたもので、開発と運用が密に連携し、運用側が要求する新機能や改修などの開発を行う手法や概念

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