グリッド、人工知能による工場設備の故障予測システム提供開始

株式会社グリッドは、今後急増する産業用IOT向けに、製造装置の故障を予知する人工知能(AI)を開発し、故障予知システムを2016年2月より本格的に提供する事を発表した。

 

【センサーから集まる膨大な情報を人工知能(AI)で処理】

すでに一部の製造業では、製造装置にセンサーを付けて、機械の情報を集める取り組みを開始している。しかし、装置から収集されるデータの中から、故障の予兆や異常のパターンを見つけ出す事は難しく、センサーの数が増えれば増える程、データ解析の難易度が上がり、多くの企業が有益なパターンを見つけ出す事が困難だった。

そんな中、グリッドでは人工知能(AI)を活用し、膨大なデータの中から故障のパターンや、部品が壊れる時期を見つけだし、機械が異常な動きをする事を未然に防ぐ事で、生産ラインのダウンタイムの削減を実現。

 

【「学習済みAI」で製造装置の異常をコントロール】

この人工知能は、製造装置に接続されたセンサー類の情報をサーバーに吸い上げて、ディープラーニング(CNN)を使い、異常パターンを学習した「学習済み AI」で、装置をリアルタイムに監視し、製造装置の異常なプロセスをコントロールする。これにより、機械が異常な動きを未然に防ぎ、生産ラインのダウンタイムをなくすだけでなく、製造装置に対して負荷のかかる使用方法を防止する事で、装置や部品にかかる負荷を低減させ、装置や部品の寿命を延ばし、さらに製品の品質向上にも貢献する結果となる。

またさらに、装置の主要部に取り付けた高解像度カメラより収集される画像データから、劣化モードや、劣化のパターンを、事前にディープラーニング(CNN)を使用し学習した「学習済みAI」で、部品の劣化モードを検出し、故障の時期を予測。これにより、これまで実現できていなかった、故障時期を適切に予想して、装置管理者による最適なメンテナンスの実現に貢献する。

すでに、複数社とプロジェクトを開始しており、今後はIOTのサービス提供会社や、システムエンジニアリング会社等と協力し、システムを提供する予定。
製造分野での故障予知及び異常検知について、グリッドは先駆けて人工知能を使って予測する事が可能になっており、今後さらに広い範囲で活用を開発中。多くのセンサーから吸い上げたデータから有意義な結果を導きだせる場合には、その効果は絶大で、今後、AIの機能を有した装置や工場と、そうでない工場では、今後の競争優位性が全く異なっていくと考える。

 

【今後の展望】

さらにグリッドでは、インフラ分野を中心に、膨大なビッグデータから未来を予測する取り組みを行っており、電力・医療・天候・交通等の分野で、未来を予測する人工知能を開発中で、今後様々な分野でサービスを展開していく予定。

 

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