KDDI、LPWA環境に最適化した「KDDI IoTクラウド Standard」LOGGERコースをエコモットと共同開発

KDDI株式会社は、LPWA環境に最適化したIoTクラウドを提供するため、エコモット株式会社との共同開発により、「KDDI IoTクラウド Standard」にLOGGERコース(LPWA)を2019年8月上旬に追加すると発表した。

LOGGERコースは、LPWA通信に最適化された通信プロトコルやデータフォーマットに対応しており、使用した端末の台数に応じて課金する従量制の料金体系となっている。ネットワーク面では、端末からクラウドまでを閉域で接続することで、セキュアな環境を提供する。また機能面では、顧客専用にWEB画面公開用のユーザー領域をオプションで設けることも可能で、B2BのみならずB2B2C向けのビジネスもサポートする。

例えば、オイルタンクに残量を計測するセンサーを設置し、1日1回オイル残量のデータを「KDDI IoTクラウド Standard」へ送信する。オイル残量が20%を下回ったときに給油会社にアラートメールが発報され、給油の効率化を図るといった使い方が可能だ。

KDDI、LPWA環境に最適化した「KDDI IoTクラウド Standard」LOGGERコースをエコモットと共同開発

主な特長は以下の通り。

  1. データ転送
    LPWAクラウドに送信されたデータを外部サーバーへ転送する機能。クラウドがデータを受けるごとに、顧客のサーバーへデータを転送することが可能。
  2. プロトコル/フォーマット変換
    LPWAに適したフォーマットで送信されたデータを一旦クラウドで受け、別のプロトコルやフォーマットへ変換する機能。少ないパケット数でデータを送信し、クラウドで利用するプロトコルへ変換が可能。UDP/TCP→HTTP(S)、9月以降にHTTP→HTTP(S)のプロトコル変換とインターネット側の受けに対応予定。
  3. データ蓄積
    LPWA端末から送られてくるデータを保存する機能。顧客が任意のタイミングで一括取得することが可能。集約結果のみ取り込みたい場合や、自社サーバーを持たない人もLPWAを利用可能。
  4. メール通知
    端末から送られてくるデータに応じてクラウドからメール通知する機能。クラウド画面を常時監視することが不要となる。
  5. IP PUSH
    クラウドからLPWA端末に向かって設定変更などの指示を行う機能。遠隔地にある端末の設定変更などが可能。
  6. WEB公開
    顧客専用のWEB画面を公開する領域をオプション提供。自由度の高いデザインとモバイル端末に特化したサイトなどの公開が可能。

LOGGERコースの提供料金は以下の通り。

  • 初期費用
    契約事務手数料:10,000円/企業
  • 月額費用
    サービスID:5,000円/ID
    機器接続料(※):250円/台
    WEB公開オプション:10,000円/200MB

※別途通信料がかかる。月単位にクラウドを使用した端末数(台数)が対象であり、利用頻度は問わない。

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