ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器

PR

1987年に台湾で設立し、台北を本社として、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジル、中国、インド、韓国など世界に拠点があるMOXA(https://japan.moxa.com/)。この企業のミッションは、「ネットワークの信頼性、堅牢性を高めるということ」だ。世界中で、5,700万以上の設備が導入されていて、シリアルからEthernetへの変換器、産業向きEthernetスイッチや、産業用ネットワーク機器で世界トップクラスの実績があるという。

現在、MOXAの製品は、鉄道、太陽光や原子力といった発電施設、オイル、高速道路のETCなど交通系、自動搬送機など工場系、さらには船舶の通信機器といった、幅広い産業分野で使われている。

提供している製品としては、シリアルコンバーター、リモートIO、イーサネットスイッチ、産業用コンピュータ、無線LAN、ルーターなど、いわゆるネットワークソリューションが多い。

ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器
シリアルデバイスサーバは、シリアルプロトコルをイーサネットに変換する。また、モジュラーリモートI/Oでは、温度計やガス検知センサーなどのアナログ信号をデジタルに変換する。

こういった製品は一見すると「コモディティ」とも思えるが、世界でもトップシェアを誇る同社の、他社との差別化について、MOXA アジアおよび台湾ビジネスディビジョン・ディレクターの陳昌林氏に伺ったところ、以下のように答えた。

「MOXAはOSとチップの両方をオリジナルで作ることができます。つまり、長期にわたって製品保証もできるし、製品の供給も可能になるのです。」「また、供給先についても、鉄道や発電などミッションクリティカルと呼ばれる、高い信頼性を要求される産業分野にこだわってきたという背景からくる製品の信頼性が差別化になります。」

ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器
MOXA アジアおよび台湾ビジネスディビジョン・ディレクター 陳昌林氏

グローバルでも競合の多いこの分野だが、例えば高度な変電所であれば、変電設備という特別要求をされる環境においても利用可能なイーサネットスイッチを提供しており、IEC 61850というとても厳しい標準にも適合しているのだということだ。

ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器
チップやOSの製造で差別化する一方で、汎用的なARMベースのIPCを提供、Microsoft Azure for IoTにも認定されているデバイスを提供している

こういった技術は製造業向けのHMI装置にも現れている。

通常HMIパネルコンピュータは、工場での利用が前提とされているため、振動にはそれほど強くない。一方で、MOXAのHMIパネルコンピューターは振動に非常に強く、石油を掘るようなドリルが存在する環境で長時間にわたって利用しても壊れないのだという。

また、通常HMIパネルは汚れた指で触る可能性もあるわけだが、MOXAでは静電容量式のタッチパネルとなっている。利便性と堅牢性の両立を実現しているということなのだ。

ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器
写真左上のディスプレイが非常に堅牢につくられているHMIパネルコンピュータだ

また、今後の製造業分野の展開について、陳氏は、

「IIoTの分野では、今後データをいかにセキュアに収集、送信、分析するかが重要になるのだ。」といい、「スマートなオートメーションに対してセキュアにデータを転送する技術の確立が、今回トレンドマイクロと合弁会社を設立した一つの理由だ」と述べた。

産業環境におけるITとOTは、異なる部門、目的、要件のもとに各々が独立したネットワークとして機能してきた。こうした環境にはネットワーク接続を前提に設計されていない機械や装置が多数存在し、セキュリティ対策として修正プログラムの適用が困難なケースが多くみられる。これらの機器を保護し、明確にオーナーシップを特定し、企業内の広範囲にわたる攻撃の全体像を把握することが重要である。

今後の5-10年でデバイス、データ、およびネットワークのシステム全面的なセキュリティを保持するということが常識になる。シリアル、Modbus、CC-Linkなどエッジ側の多様なプロトコルにも対応したMOXAのセキュアな通信デバイスが、製造業においてもミッションクリティカルな場面で活躍するのだろう。

トレンドマイクロとの取り組み

MOXAは、トレンドマイクロとの間でジョイントベンチャー「TXOne Networks」を設立したということだが、このジョイントベンチャー、IIoTにおける通信をセキュアに実現することができる「ICS Security Box」というデバイスを作ったのだという。

このデバイスは、IPCやHMI、コントローラなどの前段に物理的に配置することで、不正アクセスを防止し、脆弱性の防御を行う。また、アップデート機能を搭載しているため、脆弱性管理の煩雑さを解消し、保守メンテナンス効率も向上できるという。

さらに、オペレーション・ダッシュボード・コンソールというコンソールを使うことで、ITに詳しくない担当者でも管理を可能としている。

ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器
中段上部がIndustrial Security Boxだ

上の写真のデモでは、SCADA、HMIなどのPCベースのデバイスが工場にはあるイメージだ。

実際にこのセキュリティボックスの機能をオフにした状態で、攻撃をかけると、SCADA/HMIがメモリー・リークを起こしてダウンしてしまう。

ミッションクリティカルな産業領域で活躍するMOXAの通信機器
SCADA/HMIがメモリー・リークを起こしてダウンして、ブルーバックになってしまった

様々な産業におけるミッション・クリティカルな場面での通信環境の実現を通して、End-to-Endの「つながるソリューション」を提供するMOXA。今後も様々な顧客のニーズに応える商品を提供していくのだ。

関連リンク:MOXA(https://japan.moxa.com/

Previous

経産省・総務省・IoT推進コンソーシアム、「カメラ画像利活用ガイドブック 事前告知・通知に関する参考事例集」を公表

アクロディア、一戸建て住戸やオフィスビルでの利用を想定した新型インターホンIoTシステムを開発、提案開始

Next