エクサウィザーズと第一三共、創薬研究でAIを利活用する「データ駆動型創薬」実現に向けて共同開発プロジェクトを始動

近年、AIの利活用は国内外の製薬企業にも拡大し、新薬の研究開発を加速化して生産性向上に寄与するものとして注目を集めている。一方で、医療・創薬領域でビッグデータを基に創薬プロセスの高度化と効率化に取り組む「データ駆動型創薬」を実現するためには、AI技術と創薬現場の専門家同士の高度な融合が求められる。

具体的には、創薬に関する専門知識やプロセスの理解をベースに、AIの力を最大限に発揮させ目的に応じたデータ解析を可能とするアプローチ方法を生み出し、解析結果とその活用方法に関する多面的かつ総合的な評価と判断を行う必要がある。

このような中、株式会社エクサウィザーズは、創薬研究におけるAIの利活用を通じた「データ駆動型創薬」の実現と加速を目指すため、第一三共株式会社と2019年5月から共同開発プロジェクトを始動した。同プロジェクトでは、エクサウィザーズの創薬知識を有するエンジニアが、第一三共の創薬研究者と協業体制を組み、第一三共の社内外データを活用しながら以下の活動を進めていくことで、創薬領域における価値と成果の創出を目指す。

  • 深層学習を含むAI技術の現場実装​
    エクサウィザーズが持つ深層学習手法を含む創薬領域に関するAI技術や、領域知識を活かした独自モデル開発等におけるノウハウを活用して、各手法の精度検証に留まらず、適用範囲やターゲットクラス毎の特性等を含む多角的な視点から、第一三共におけるデータやAI利活用に関する独自ノウハウの構築をサポートする。
  • 創薬研究者による解析結果の評価、フィードバックに基づく領域知識と融合したデータ利活用の推進
    エクサウィザーズは、AIによる解析結果に対して、第一三共の創薬研究者の協力を得て評価を行う。実運用を見据えた解析アプローチへのフィードバックを取り入れ、新たな業務プロセスの構築に取り組むことで、解析精度の向上を追求しつつ、同時に各データセット特性等の条件を踏まえた最適なオペレーション体制の構築をサポートする。

同取り組みでは、技術アドバイザリとして、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻ビッグデータ医科学分野奥野研究室、国立研究開発法人理化学研究所医薬プロセス最適化プラットフォーム推進グループと連携する。

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