富士通、あいおいニッセイ同和損害保険と、自動車保険フリート契約者向けテレマティクスサービスで協業

富士通株式会社は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和)と、自動車保険フリート契約者(注1)向けテレマティクスサービス(注2)で協業することに合意したと発表した。

同合意に基づき、2016年4月より、同社は位置情報を活用したクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL(フジツウ インテリジェント ソサエティ ソリューション スペーシオウル、以下、SPATIOWL)」(注3)をベースとした安全運転支援サービスと、富士通テン株式会社の高精度なクラウド対応通信型業務用ドライブレコーダーを、あいおいニッセイ同和の自動車保険フリート契約者向けに提供。あいおいニッセイ同和は、ドライブレコーダーと安全運転支援サービスで収集・解析された運転特性データを活用し、安全運転コンサルティングサービスを自動車保険フリート契約者に提供する。

同社は、今回のあいおいニッセイ同和との協業を通じてより多くの利用者にテレマティクスサービスを提供することにより、安心・安全な道路交通社会の実現に貢献する。

 

【協業の背景】

内閣総理大臣が本部長を務める「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」は、2020年までに世界一安全な道路交通社会を実現することを目指しており、官民が一体となって安全運転支援システムや、自動走行システム、交通データの利活用を推進する取り組みが行われている。

そのような中、同社グループはより安心で安全な道路交通社会の実現に貢献するため、ICT技術を生かした安全運転支援サービスや業務用ドライブレコーダーを開発・提供してきた。

一方、あいおいニッセイ同和は、自動車保険契約者が所有・使用する自動車の事故リスクを軽減する仕組みとして、従来より個人向けにテレマティクスサービスを組み合わせた保険商品を提供してきたが、自動車保険フリート契約者向けにもテレマティクスサービスを展開していくことを検討してきた。

 

【協業の概要】

2016年4月より、同社は以下のドライブレコーダーと安全運転支援サービスをあいおいニッセイ同和の自動車保険フリート契約者に提供。あいおいニッセイ同和は、提供されたドライブレ コーダーと安全運転支援サービスで収集・解析された運転特性データを活用し、安全運転コンサルティングサービスを提供する。

■クラウド対応通信型業務用ドライブレコーダー

ドライブレコーダー本体、小型車載カメラ、無線通信ユニットを基本パッケージに含む、富士通テンのクラウド対応通信型業務用ドライブレコーダーだ。ドライ ブレコーダー本体・小型車載カメラ分離型で、どちらも車両本体にしっかりと固定できる構造となっているため、衝突時に強い衝撃を受けても正確に記録を継続できる。また、極端な高温・低温、頻繁な振動など、過酷な車載環境でも安心して使用できるよう設計されている。さらに車速測定では、GPSを使用して測定する一般的なドライブレコーダーとは異なり、車両から直接車速データを取得するため、より高精度な運転の挙動把握ができる。無線通信ユニットを搭載しているため、リアルタイムにドライバーの運転特性データを収集することも可能だ。

 

■位置情報を活用したクラウドサービス「SPATIOWL」をベースとした安全運転支援サービス

ドライブレコーダーから収集した運転特性データを基に、同社のクラウドサービス「SPATIOWL」をベースとした安全運転支援サービスを提供。運転特性データから車両のふらつきや前方車両との距離、急ハンドルなど、各ドライバーの運転状況を解析し、安全運転の診断書や指導書を自動で作成したり、ランキング表示したりすることが可能。また、速度超過や急加速、急減速、急ハンドルなどが行われた際に、ドライバーに対して自動で警告を通知できる。さらに、自動車の管理者に対しても、各車両の位置や走行中の危険運転、事故などの発生をリアルタイムで通知することも可能。

 

【提供価格】

月額料金(ドライブレコーダーリース料+安全運転支援サービス料):1台あたり2,200円(税抜き)より
(7年リース契約の場合。初期導入費用、保守料金は別途。)

 

注1 フリート契約:所有・使用する自動車が10台以上の契約者

注2 テレマティクス:Telecommunication(通信)とInformatics(情報工学)から作られた造語。移動体に携帯電話などの移動体通信システムを利用してサービスを提供するもの。

注3 SPATIOWL:時間と位置情報を活用した同社のクラウドサービス。走行する車両からのプローブ情報(車両を動くセンサーとみなし、実際に走行する車両から収集される速度や位置などの情報)、人や施設の情報、センサー情報、インターネット情報などから収集される大量の位置情報を活用し、新たな価値を提供するクラウドサービス。

 

【関連リンク】
富士通(FUJITSU)
あいおいニッセイ同和(Aioi Nissay Dowa)
富士通テン(FUJITSU TEN)

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