物流IoTソリューションを提供するRFルーカス、STRIVE他4社から2億円の資金調達を実施

RFIDは、電波を用いてRFタグのデータを読み書きするシステムである。近年では倉庫業務など物流の効率化や、アパレルにおける商品管理や無人レジに採用されており、人手不足などの社会的な課題を背景に、活用の場が拡大している。

今回、UHF帯RFIDタグ(ICタグ)が貼付された物品の位置特定・屋内測位の物流IoTソリューションを提供するRFルーカス株式会社は、プレシリーズAラウンドとして2億円の資金調達を実施した。

これは、STRIVE、りそなキャピタル株式会社、株式会社テクノスジャパン、AGキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社を引受先とした第三者割当増資の実施によるもので、ビジネスの加速とプロダクトの開発・機能強化に向けてセールス・エンジニアメンバーの採用拡大を進めていく。

RFルーカスは主に「P3 Finder SDK」と「P3 Mapper/AI」というサービスを提供している。P3 Finder SDKはUHF帯RFIDタグが貼付された物品をサーチするためのソフトウェア開発キットで、10m以上読取可能なRFIDタグの位置をユーザーへ示すことで、倉庫や店舗等で物品を素早く探し出すことができ、運用効率改善、機会損失の削減による売上向上に寄与することができる。

P3 Mapper/AIは、RFID制御ソフトウェアとAIベース(Deep Neural Network)の解析プログラムで構成され、店舗や倉庫の出入口にマット型のアンテナを設置することで、大掛かりなゲートを設置することなく入出庫をリアルタイムに自動管理し、現場のオペレーションを効率化することができる。

この2つのサービスの活用例は以下の通りである。

  1. アパレル・小売・流通
  2. バックヤードでの商品探索(P3 Finder SDK)
    ・商品位置を瞬時に特定してバックヤードの業務を大幅に効率化。
    ・バックヤードでの作業時間を削減し売り場での接客などの業務へ集中。
    入出庫の自動化(P3 Mapper/AI)
    ・入出庫を自動化することで業務の効率化を図る。
    ・バックヤードに設置することで、バックヤードと売り場の在庫の内訳を自動で把握する。

  3. 物流・倉庫
  4. 倉庫での商品探索(P3 Finder SDK)
    ・探索物の位置を瞬時に特定して、業務を効率化し、人手不足の解消に貢献。

  5. 製造業
  6. 部品、金型、治具、工具の探索(P3 Finder SDK)
    ・製造現場における探索時間を短縮して業務を効率化。
    ・金属物は金属用RFIDタグを活用することで管理可能。
    ・紛失すると事故につながる工具の管理・探索にも効果的。

今後、RFIDと自動走行ロボットを組み合わせて、物品位置を自動でマッピングできるソリューションを倉庫や店舗で実用化するという。また、テクノスジャパンのERP関連システム、およびIoT、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームと、RFルーカスのRFID関連テクノロジーを組み合わせた新たなサービスの協創に取り組む。

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