ソラコム、「SORACOM Air for セルラー」のIoT契約回線数が100万回線超えを発表

株式会社ソラコムは、IoTに特化したMVNOとして2015年9月に通信サービス事業を開始し、現在世界中で利用できる6種類の通信、13のサービスを提供し、15,000を超える顧客に利用されている。

今回、ソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」のデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」のIoT契約回線数が100万回線を超えた(※1)と発表した。

SORACOMの通信は、位置データを利用したモノ・ヒトの動態管理や、機器のデータを故障検知や安全保全に役立てる遠隔監視、工場内のライン稼働状況を把握し改善に活かす工場の可視化、さらには、固定ネットワークの敷設なしに利用できるという特徴から、農業、漁業、畜産などの1次産業や、キャッシュレスを見据えた各種決済端末にも利用できる。また、近年、通信連携を前提としたコンシューマー製品にもSORACOMの通信が利用されている。

ソラコム、「SORACOM Air for セルラー」のIoT契約回線数が100万回線超えを発表

「SORACOM Air for セルラー」は、1枚から利用開始できるため、スタートアップや中堅・中小企業の顧客でも利用し易く、顧客数の大半がこのセグメントの顧客だという。一方で、大規模の回線管理やセキュリティ機能も有しているため、上場企業・大企業の顧客の利用も増加しており、上場企業では1社あたりの回線利用数が多い傾向があるため、IoT契約回線数のうち約7割は、上場企業(※2)の利用である。

利用している上場企業を業種別に分類すると、特に、情報・通信業においてはIoTテクノロジーを利用した新規ビジネス・サービスの外販が多い傾向がある。また、電気機器や機械などの製造業でも、コネクテッドカー、スマート・コンストラクション、工場の可視化などに利用している。

近年は、電池で駆動する低消費電力の広域回線も利用可能になり、電気・ガス、建設などインフラ業での利用が進み、スマートメーターによる無人検針、蓄電池の遠隔監視などにも利用されている。

ソラコム、「SORACOM Air for セルラー」のIoT契約回線数が100万回線超えを発表

また、ソラコムでは、2017年10月に機器に組み込めるチップ型SIM(eSIM)にも対応した。コンシューマー製品への組み込みや製品の市場投入も進み、現時点で、契約回線数の約半数がチップ型SIMだ。

SORACOMのグローバル対応SIM(plan01s)は、1枚のSIMで世界130以上の国と地域で利用可能であり、既に122の国と地域で利用実績があるという。利用データ量は日本に次いでアメリカ、欧州での利用が特に増えている。アメリカでは、スタートアップを中心に、コンシューマー製品に組み込む事例も増えている。

※1 ソラコムが提供している日本向けSORACOM Air セルラー、ソラコムの海外法人が提供しているグローバル向けSORACOM Air セルラーの契約回線数の合算値
※2 グローバル向け・日本向け Air for セルラーの契約者(ユーザ単位)のうち、日本の会社で上場している会社について分類したもの

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