アリババの街、杭州でみたBefore→Afterのデザイン力で拡大した中国の新生活

宅配の効率化

Before→Afterのデザイン力で拡大した中国の新生活
DreamTownにあったドローン宅配ステーション

宅配の人員削減と言えば、2019年6月に中国の宅配ロボット「Neolix」が、年間10万台を量産する、と発表したニュースが注目されているが、杭州のDreamTownでは既にドローン宅配が体験できるようになっていた。

ケンタッキー・フライドチキンの商品をスマートフォンで注文すると、指定された2カ所のドローンステーションで受け取ることができるという仕組みだ。

ドローンを活用した宅配が普及するにはまだ時間がかかりそうだが、社会実装することで技術的な課題が次々と解決され始めていることも明らかだ。

スマートスーパー盒馬鮮生(フーマー)

Before→Afterのデザイン力で拡大した中国の新生活
店内ではフーマーのスタッフが注文を受けた商品を素早くバッグに詰め込む

スマートスーパーとしてすっかりメジャーになったアリババ直営の盒馬鮮生(フーマー)だが、店舗でも買い物を楽しむことができるのにもかかわらず、売上の8割がネット経由なのだという。

ネット経由の利用が多い理由としては、利便性が高いということがあるはずだが、裏を返すと物流網が最適化されていることが重要だ。実際、アリババでは、エリアマーケティングを緻密に行った結果、MDを最適化した倉庫の位置付けとしているのだという。

購買データと個人データ、その双方を分析した出店計画と在庫管理ができているため、商品の破棄はもちろん、機会損失も非常に少ないのだという。

また平日日中の店内にはネットで受けた注文に対応するスタッフの方が、来店客よりも多く、店の外にはデリバリースタッフが常に数人待機している状態になっていた。

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