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Nextremer、人工知能対話エンジン活用のスマートヘルメット、インド市場に向けたプロトタイプを開発

AIテクノロジーを用いた自社エンジンの開発や大企業とのオープンイノベーション事業を手掛ける株式会社Nextremerは、自社開発のマルチモーダル(※)対話エンジン“A.I. Galleria”を活用した「スマートヘルメット」コンセプトプロトタイプを開発した。

※ マルチモーダル:カメラ・マイクを含め、複数のセンサーからの信号をリアルタイムかつ同時に処理して、システムと対話する形式のこと。

 

スマートヘルメットとは

AI関連技術を用いたマルチモーダル(※)対話エンジン“A.I. Galleria”という、複数のAI技術から成るエンジンにより音声での対話が可能。

ヘルメット本体にはマイクロフォン、スピーカー等が内蔵され、 専用アプリケーションに採用されている音声インターフェース、Google map API、電話発信機能と連動することで下記の3つの機能をユーザーに提供。

  1. ナビゲーション機能
  2. 通話機能
  3. 音声メモ機能

専用のAndroidアプリケーションをスマートフォンにダウンロードし、スマートヘルメットに装着することで利用でき、頭を振って操作する“シェイキング・インターフェース”を採用。

Nextremer、人工知能対話エンジン活用のスマートヘルメット、インド市場に向けたプロトタイプを開発

 

スマートヘルメット開発の背景

スマートヘルメットの開発の背景は、インドの交通事情にある。

研究開発拠点の一つであるインド現地法人をインド南部のプネ市に設置しており、同市では車両利用者全体の内、二輪運転車が80%を超えている。ヘルメットの着用義務は以前から存在しているが、実情は殆どの人が着用義務を遵守していないのが 現状。国の発表によると多発する14歳以下の子供が死傷する事故のほとんどが二輪車乗車中でヘルメットを着用していない場合に起こっているという。

違反者に対しては免停・罰金の処罰が科せられるなど罰則は更に厳しくなるインド市場において、ヘルメットの需要は今後益々高まっていくものと思われる。今後は実証実験の実施を目指し機能アップデートを行っていく。

 

インド「Auto Expo 2016」に出展

同スマートヘルメットは、2016年2月4日から7日までインド・デリーで開催された 「Auto Expo 2016 component」に出展された。

「Auto Expo 2016」とは隔年で開催されるインド最大の自動車展示会。今回で13回目の開催となる展示会は、自動車・部品、試験・計測機械、カーセキュリ ティーや生産技術など、インド国内外から自動車関連の業者が多数出展し、来場者数も多く、世界のモーターショーと比較しても遜色ない展示会だ。

 

【関連リンク】
ネクストリーマー(Nextremer)
Auto Expo 2016

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