ソルティスター、エッジでリアルタイム分析ができる組み込みデータベース「SpeeDBee」を発売

株式会社ソルティスターは、エッジでリアルタイム分析ができる組み込みデータベース「SpeeDBee」を発売した。

SpeeDBeeには、KVS型データベース「SpeeDBee/KVS」とリレーショナル型データベース「SpeeDBee/RDB」がある。SpeeDBee/KVSは、センサーから高速で送られてくるビッグデータをメモリ上でリアルタイムに処理・分析する。さらにブロック単位でストレージに書き込むことでリアルタイム性の求められるAIやIoTシステムをサポートするデータベースである。SpeeDBeeの詳しい特長は以下の通り。

  • 1秒間に900万件のデータ処理を実現。
  • データ登録の性能試験において、他社製品との比較で約9倍の処理速度を実現した。統計・FFT(※)・機械学習などの機能を装備し、リアルタイムなデータ分析・処理を行う。メモリ上のDB機能を使うことで、メモリ上でもデータのリアルタイム処理・分析が可能となり、1件単位の登録では1秒間に60万件のデータ処理、20件単位の登録では1秒間に900万件以上のデータ処理を実現した。インメモリでのリアルタイム処理・分析と並行して、ストレージへの同期も可能である。

  • リングバッファ機能により24時間365日の連続稼働が可能
  • データベースの肥大化を防止するため、リソースサイズを指定して、古いデータを自動削除するリングバッファ機能を装備している。また、トランザクション機能により、電源の遮断があっても自動復旧される。これにより、データベースの24時間365日の連続稼働が可能となり、メンテナンスコストも削減できる。

  • 機能や性能チューニングのカスタマイズ
  • データベースと連携する外部のシステムやデバイスに合わせた、入出力ソフトウェアのユーザーカスタマイズができる。たとえば、データベースへのI/O(Input/Output)速度を最適化することにより、更新処理あるいは検索処理の性能を改善できる。また、I/Oに関わるデータ暗号化やアクセス制限等の設定も可能である。

  • クラウドへも一気通貫
  • エッジコンピューティング向けミドルウェア「SALTYSTER」と合わせて利用することで、クラウド側のサービス(AWSやAzureなど)や各種データベース(RDBMSやKVS型)や既存システムと連携することができる。これにより既存システムを活用したシステム構築も可能となる。

  • 異なるサンプリングレートのデータを一元管理(SpeeDBeeにおける時系列DB機能)
  • 高速から低速までの各種センサーデータから時系列データベースを構築することで、タイムスタンプ機能、指定した時間範囲やサンプリングレートにてデータを集約し取得する機能、指定時間枠(または件数枠)のリアルタイム分析機能を利用できる。

SpeeDBeeは今後、次世代移動通信方式5Gへの対応を検討するスマート工場や自動車の自動運転等のシーンで活用が見込まれるという。なお、価格は以下の通り。

  • 開発ライセンス:300,000円/本
  • 実行ライセンス:1本あたり 50,000円/年(本数に応じて見積り)
  • サポート・保守:1拠点あたり 年間198,000円

※ 信号の中にどの周波数成分がどれだけ含まれているかを高速で抽出する処理。

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