NEC、南紀白浜「IoTおもてなしサービス実証」の顔認証利用可能施設が拡大

日本電気株式会社(以下、NEC)は、株式会社南紀白浜エアポートなどとともに、顔認証を活用した「IoTおもてなしサービス実証」を2019年1月より和歌山県の南紀白浜で行っている。

「IoTおもてなしサービス実証」を利用する際は、初めに、自宅などからスマートフォンのWebブラウザまたは南紀白浜空港の到着階にあるQRコードから、顔情報とクレジットカード情報などを登録する。

登録完了後、ホテルや商業施設、テーマパーク、観光名所などに設置されたカメラから顔情報を検出し、登録された個人を特定することで、各種出迎え業務や、ホテルの客室の解錠、テーマパークでのファスト入園やチケット購入時の決済、さらに商業施設でのショッピングや飲食店利用時の決済などが自動で行える。利便性を高めることによる観光客の満足度向上を目指している。

また、マーケティング分析(「属性推定実験(性別/年齢層)」や「移動経路分析実験」)も実施し、各施設での効果的なキャンペーンやデジタルサイネージ広告に利用する。

今回、新たな利用施設として、スカイアドベンチャー(南紀白浜空港内レストラン)、福亀堂(南紀白浜空港内店舗)、明光バス、三段壁洞窟、南紀白浜ゴルフ倶楽部が2019年10月から新たに加わった。また、実証参加ホテル「SHIRAHAMA KEY TERRACE SEAMORE」では、ビジネス客やサイクリストを対象にした素泊まり専用宿泊施設「RESIDENCE」での顔認証による客室の解錠を2019年11月から新たに開始予定だ。

以下が同実証の参加施設と実証内容だ。(※新たに実証に参加する施設)

  • 南紀白浜空港ターミナルビル
    顔情報、クレジット情報の登録
    利用者プロファイルに基づく観光案内、サイネージ広告の表示
    保安エリアへの逆流防止のための分析
  • SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
    ホテルの出迎え
    客室の解錠
    顧客プロファイルに基づく観光案内、サイネージ広告の表示
  • フィッシャーマンズ・ワーフ白浜
    ショッピングでの決済
  • いけす円座(いけすわろうだ)/すし八咫(すしやた)
    飲食店での決済
  • アドベンチャーワールド
    利用者プロファイルに基づくファスト入園
    チケット購入時における決済
  • スカイアドベンチャー(空港内レストラン)※
    飲食店での決済
  • 福亀堂(空港内店舗)※
    ショッピングでの決済
  • 明光バス※
    チケット購入時における決済
  • 三段壁洞窟(観光名所)※
    入場チケット購入時における決済
  • 南紀白浜ゴルフ倶楽部※
    プレーフィー購入時における決済

なお、NECは、内閣府が実施する事業「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ構築及び実証研究」のうち「パーソナルデータ分野」の研究開発項目である「生体認証データの事業者間の連携に関するアーキテクチャの実証研究の実施」について、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構から採択された。

同採択を受けて、生体認証データの事業者間連携の社会実装に必要な基盤や制度に資するための調査・検討を行う。今回の実証内容の拡充と2019年2月末までの実証期間の延長はこの一環となる。

Previous

WILLER、交通とアクティビティの検索・予約・一括決済が可能な観光MaaSアプリをリリース

デジタルツインで実現する快適シートへの取り組み ーTOKYO MOTOR SHOW 2019レポート3

Next