ヤマハ発動機、予知保全情報のリアルタイム出力機能を搭載した2軸ロボットコントローラ「RCX320」を発売

ヤマハ発動機株式会社は、多軸ロボットコントローラ「RCX340」の2軸モデル「RCX320」を12月より発売することを発表した。RCX320は、RCX340の機能性と拡張性を継承しており、複数台ロボットの同期制御などの設備構築を実現する。詳しい特長は以下の通り。

  • 基本性能の大幅向上
  • 従来機「RCX221/222」に対し、基本性能が向上した。
    ・マルチタスク:最大16タスク(RCX221/222:最大8タスク)
    ・メモリ容量:2.1MB(RCX221/222:364KB)
    ・プログラム数:最大100プログラム(RCX221/222同等)
    ・ポイント数:30,000ポイント(RCX221/222:10,000ポイント)

  • 小型直交ロボットから大型直交ロボットまでを1台で制御可能
  • ヤマハ発動機の2軸直交ロボット「XYXシリーズ」、サーボモータ単軸ロボット「FLIP-Xシリーズ」やリニアモータ単軸ロボット「PHASERシリーズ」を使用した2軸ロボットなど、小型から大型まで2軸ロボット全てに使用することができる。

  • デュアルロボットを簡単制御
  • 2軸間を同期駆動させるデュアルロボットを制御できる。

  • 6軸の制御をローコストで実現
  • 2軸ロボットの制御だけでなく、コントローラ間通信「YC-Link/E」を使用しRCX340とのリンクが可能である。6軸の制御がローコストで実現可能だ。

  • 複数台ロボットの同期制御が可能
  • YC-Link/Eを使用することで、直交ロボット+スカラロボットなどの複数台ロボットの同期制御が可能である(RCX320およびRCX340は最大4台まで接続可能)。マスタコントローラのみのプログラムで実行できるため、システム立ち上げ時間の短縮に貢献する。RCX320コントローラは、マスタ仕様、スレーブ仕様の両方に対応可能なため、柔軟にシステムを構築できる。

  • 充実したフィールドネットワーク対応およびオプション機能
  • Ethernet/IP、EtherCAT、CC-Link、DeviceNet、PROFINET、PROFIBUSの6種類の国際フィールドネットワークに対応している。RS-232CとEthernetポートを標準装備し、グリッパ、ビジョンシステムなどのオプション機能にも対応しているため、ニーズに合わせたシステム構築が可能となる。

  • CPU処理能力約3倍
  • 従来機に対しCPUの処理能力が約3倍になった。これにより、動作軌跡、内部処理時間など制御性能が向上した。

  • 軌跡精度の向上
  • RCX340同等のサーボ・モーションエンジンを搭載しているため、従来機種に比べ追従性がアップし、なめらかな動きを実現した。位置決め時間の短縮や軌跡精度の向上を図る。

  • サポートソフト「RCX-StudioPro」対応
  • RCX340と共通のRCX-StudioProに対応している。エミュレータ機能を搭載しているため、コントローラ無しでもプログラム作成、デバックが可能だ。2点間のサイクルタイムも簡単に算出でき、適切なロボットの選定が行える。立ち上げ後もリアルタイムトレースや複数タスクのデバック情報を同時に表示させることができ状況確認が行える。

  • 産業用 Ethernetオプション リアルタイム出力機能
  • 産業用Ethernetオプション(Ethernet/IP, EtherCAT, Profinet)を選択した場合、エラーステータス、現在位置、電流値、モータ負荷率、稼働時間など、予知保全に必要な情報をリアルタイムに出力し「止まらない生産ライン」の実現に貢献する。

ヤマハ発動機、予知保全情報のリアルタイム出力機能を搭載した2軸ロボットコントローラ「RCX320」を発売
ロボットコントローラ「RCX320」
なお、価格は220,000円(税抜)で、今後1年間で3,000台の販売を目指す。

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