工場を身近に感じる、オープンファクトリーイベント

オープンファクトリーは、モノをつくる工場側が、モノをつくりだしていく現場を公開・紹介することで、来場者にモノづくりが行われていく過程を現場で体験してもらう取り組みだ。

普段は関係者以外、もしくは社員以外が入ることができない仕事現場を公開し、交流をおこなう。それによって、自社製品や生産現場に対する生の声を聞いたり、見学者側はモノづくり、現場の価値を楽しみながら学ぶことができる場となっている。

また地域にとっても、活動者同士の結びつきや発信力を高めるためのきっかけにもなっている。

オープンファクトリー3つの魅力

オープンファクトリーの魅力は、主に3つある。

見る

普段は入れない場所、見ることができない機械、などを知ることができる。

工場はもともと関係者以外立ち入り禁止というところがほとんどであった。そういった場所へ入ることができるようになったのは、ごく最近のことだという。

危険を伴う作業現場ではあるが、当日は安全面に考慮してオープンファクトリーづくりに取り組んでいるのでぜひ、普段なら入れない場所へ足を踏みいれてほしい。

産業機械の使われ方、使い方もこのオープンファクトリーで説明してもらうことができる。
日常生活では出会うことはめったにない機械がずらりと並んでいて、圧巻だ。

感じる

完成サンプルなどに触れることで、技術の高さや、また工場で嗅ぐ匂いを感じることができる。

化学工場でも一部工場近くまで見学ができる場所もある。スミファでは石鹸をつくる工場に足を運んだが、ハーブのよい香りや印刷工場では、紙の香りを感じることができた。また、金属加工現場では、0.1ミリ以下にまで加工した金属を手のひらに載せて見ることもできた。

指先に乗る金属加工パーツ。驚くのは細かな金属加工技術だけではない。(左)さらにその金属を紙のように積載している塊であることが加工パーツに触れてわかった。薄い金属片が何枚も重なっていて、メモ帳のようにぺらぺらとめくることができた。(右)

体験する

ワークショップでモノづくり体験や、触れることができない機械に触れることができる。

当日は、工場によって自社の技術を活用したワークショップを開催しているところがある。自分で金属部品を加工したり、自分だけのノートをつくったりと形態は様々だ。普段何気なくつかっているものがどのように作られているか、自分で体験できる機会となっている。

浜野製作所で販売されている一枚の金属板から、ロボットが作ることができるキット(左)大東印刷工業では、自分の好きな紙を選び自由にノートを作ることが可能だった。大人から子供まで夢中に取り組めるワークショップが満載だ。

オープンファクトリーイベントカレンダー

オープンファクトリーイベントは、都内近郊でも、地方各地でも開催されるようになった。その一例を紹介したい。もし、気になるイベントがあれば、ぜひ参加してものづくりを身近に感じてもらえればと思う。

なお、ほとんどが秋の時期に開催だったため、今からの参加は来年開催となる。

港北オープンファクトリー@神奈川県横浜市

時期:2月開催(今年度分終了、次回は2020年3月開催)

川崎北工業会オープンファクトリー@神奈川県川崎市

時期:6月開催(今年度分終了)

こーばへ行こう!2019@大阪府東大阪市

時期:9月開催(次回未定)

オープンファクトリー五感市@岩手県五感市

時期:11月開催(今年度分終了)

おおたオープンファクトリー@東京都大田区

時期:11月開催(今年度分終了)

スミファ(すみだファクトリーめぐり)@東京都墨田区

時期:11月開催(今年度分終了)

 

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