さくらインターネット、総合行政ネットワーク「LGWAN」に接続して地方公共団体を支援するサービスを提供開始

地方公共団体におけるセキュリティ対策の指針の一つとなっている総務省からの提言「自治体情報システム強靭性向上モデル」では、地方公共団体の人事給与や財務会計などのLGWANに接続する業務と、メールやホームページ管理などのインターネットに接続する業務を分離する必要がある。また、地方公共団体情報システム機構(以下、J-LIS)によると、地方公共団体向けのLGWAN-ASPサービス数は増加傾向にあることから、そのインフラサービス需要も高まると見込まれている。

そこで、インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社は、「LGWANコネクト」​を2020年1月9日より提供開始する。同サービスにより、ASP事業者はさくらインターネットの石狩データセンターで「さくらのクラウド(※1)」または「ハウジングサービス(※2)」を利用し、総合行政ネットワーク「LGWAN(Local Government Wide Area Network)」に接続して、地方公共団体へ行政用アプリケーションを提供できる。

LGWANとは、J-LISが運用する地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワークだ。インターネットから切り離された閉域網の専用回線で接続され、ファイアウォールや侵入検知といったセキュリティ機器の設置など、セキュアな環境を構築する。

LGWANコネクトでは、J-LISの定めるLGWAN-ASPファシリティサービス(※3)に登録済みであるさくらインターネットの石狩データセンターで、さくらのクラウドまたはハウジングサービスを利用し、LGWANに接続できる。

またインターネット接続の環境として「さくらの専用サーバ」などのインターネットインフラサービスを利用し、相互に連携するシステム構成も可能だ。さらに、行政用アプリケーションがスムーズに展開できるよう、J-LISへの利用申請についてもさくらインターネットがサポートする。

※1 サーバーやストレージなどのサービスが利用できるIaaS型クラウド。インターネットサービスのインフラ基盤のほかに、大規模法人・公的機関向け業務システムなど、幅広い業種に導入実績がある。時間割料金・日割料金・月額料金を設定しており、利用期間に応じて最安の価格が適用される。
※2 BCPやDR対策に貢献する石狩データセンターをハウジングサービスとして提供している。データセンターには顧客専用のハウジングスペースを確保し、ネットワーク機器やサーバーなどの機材が自由に設置できる。
※3 LGWAN-ASPにおけるサーバーなどのASP関連機器の設置場所、電源、空調などのファシリティサービス。

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