パナソニックの「リズムサポート照明システム」、大阪府の高齢者向けウェルネス住宅に導入

人間は、朝になると目覚め、日中に活動し、夜になると眠くなって睡眠するという生活リズムを送る。このリズムは昼夜の明暗サイクルがない場所では、24時間ちょうどではなく、少し長いことが多いと言われている。そのため、毎日少しずつリズム調整をおこない、24時間のサイクルにあわせる必要がある。このリズムを調整するには、「光」の影響が大きく、朝に十分な光を浴びることが効果的だ。

パナソニック株式会社ライフソリューションズ社が提供する「リズムサポート照明システム」は、調光調色可能なLED照明器具と制御システムで構成され、照明の明るさと色を1日の自然光に合わせて、特許出願中の同社独自特定スケジュールで運用する照明システムだ。日中は明るい光、日の入り後はくつろぎの光と、1日の自然の光にならった制御で生活リズムをサポートする。

同社は、同システムを試験導入した老人保健施設で、入居高齢者およびスタッフについて、2017年10月~2018年5月の期間、医療法人大泉会「介護老人保健施設だいせん」にて実証実験を実施した。

その結果、従来照明の白色環境下に比べ、入居者が夜間に寝ている時間の割合(時間)が12%増加し、「リズムサポート照明システム」が健全な生活リズムを保ちやすくし、夜間の落ち着きを促すことを確認した。また、夜勤スタッフが推奨時間帯に横になれた時間が46分増加した。

同社は、高齢者福祉施設のデイルームや食堂など、入所者が日中の多くを過ごす共用部向けに、「リズムサポート照明システム」を2019年4月から施設へ提案を開始した。

今回、同システムが、大阪府吹田市の「健都」2街区の2020年2月開業予定の高齢者向けウェルネス住宅「patona吹田健都」内「エイジフリーハウス吹田健都プレミア」内の4ケ所に導入された。導入された「リズムサポート照明システム」を構成する調光調色LED照明器具の数は合計114台、照明制御システムは4セットだ。

Previous

次の10年、テクノロジーはいかに人と寄り添うのか ーCES2020レポート1

富士通の「オンデマンド交通サービス」、平城宮跡歴史公園での自動運転バスの実証実験に導入

Next