BlackBerry、自動車の健康状態とセキュリティ体制を把握するAIベースの車載ソリューションを発表

BlackBerry Limitedは、OEMやフリートマネージャー向けに自動車の健康状態とセキュリティ体制の全体像を把握するカスタマイズ可能なAIベースのコンセプトソリューションを本日発表した。

同ソリューションは、BlackBerry CylanceのAI/MLテクノロジーと、1億5,000万台以上の自動車への採用実績があるBlackBerry QNXソリューションの連携によるもので、自動車が将来継続的に利用できるよう、ヘルスチェックやセキュリティのユースケースに対応している。開発期間を短縮し、研究から量産、路上走行実用化に至るまでのプロジェクトのコストを削減する。

同ソリューションを活用することで、運送業界の企業は、保有車両全体の安全性とセキュリティを強化でき、AI/ML(機械学習)ソフトウェア主導型の強力なユースケースを構築できる。

また、モジュール型の柔軟なシステムを採用しており、自動車メーカーやフリートマネージャーは、必要な機能のみを有効にしたり、自社のデータのみを利用したり、事前に組み込まれたAI/MLモデルにより、車の健康度の統合画面を作成し表示が可能だ。この画面は、コンソール上の「Vehicle Operations Centre」という単一の管理画面を利用している。

さらに、ソフトウェアパッチを自動適用したり、ドライバーを継続的に認証することができる。エンドポイント保護とエンドポイント検知・応答(EDR)技術の両方を使用することで、サイバーセキュリティの脅威に事前対応が可能になる。

同ソリューションの特長は以下の通り。

  • 「ISO 26262」の機能安全認証を取得したBlackBerry QNX Hypervisorをベースに開発され、セーフティクリティカルなアプリケーションを対象に、セキュアで信頼できる基盤としての役割を果たす。
  • CylancePROTECTの脅威検知技術を活用し、車載インフォテイメント・システムを対象に、悪意ある高度な脅威やマルウェアを予測、予防、検知、修正できる。
  • CylanceOPTICSのコンテキスト分析エンジンを実装し、保守の問題やサイバーセキュリティの脆弱性、事故が発生する前に、トラブルの兆候やソフトウェアの異常がないか、自動車を事前にスキャンできる。
  • CylancePERSONAの行動監視技術を通じ、運転プロファイルと照らし合わせて、自動車のドライバーの身元が既知の信頼できる人物であることを保証する。
  • フルカスタマイズ可能なVehicle Operations Centerを通じて、自動車のサイバーセキュリティ、運用時に起こりうる事象に関する見通しと、包括的な修正策を提供する。
  • 車載ソフトウェアの脆弱性を特定するために、クラウドベースのバイナリコード静的スキャン・ソリューションのBlackBerry Jarvisを組み込んでいる。
  • OTAアップデート・サービスのBlackBerry OTA Software Update Management Serviceにより、自動車の使用期間中、ソフトウェアの予防的保守が可能となり、自動車メーカーは、数百万人ものエンドユーザーに新機能を同時に提供できる。
  • BlackBerry UEMを活用し、管理された自動車に、マルウェアフリーのアプリケーションを導入できる。
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