日立・日立ビルシステム、ビル内の業務効率化・利便性向上を図るコミュニケーションロボット「EMIEW」を本格事業化

少子高齢化や人口減少に伴う人手不足などで、働き方と労働環境の変革が求められる中、デジタル技術によってビル内での業務効率化や、快適性・利便性の向上を図るスマートビル化が進んでいる。

このような動きを受け、株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立ビルシステムは、受付・案内・巡回監視などのビル業務を支援するコミュニケーションロボット「EMIEW3(エミュースリー)」の開発や、リモートブレイン構成(リアルタイム性が要求される処理はロボット本体で行い、それ以外の処理を外部システムで行う構成)のロボットIT基盤を用いた受付・接客対応などの実証実験、およびサービスの導入を行ってきた。

そして日立と日立ビルシステムは、「LUMADA」ソリューションの一環として「EMIEW」を本格事業化し、ヒューマノイド型ロボットの新モデル「EMIEW4」と、卓上型の「EMIEW-TT」を2020年4月20日より国内で販売開始する。

「LUMADA」とは、顧客のデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するために日立が取り組むソリューション・サービス・テクノロジーの総称。日立は「EMIEW」を、ビル分野における「LUMADA」の取り組みとして位置付ける。

(左)「EMIEW4」(右)「EMIEW-TT」
(左)「EMIEW4」(右)「EMIEW-TT」

今回発売する「EMIEW4」は、バッテリー交換無しで連続稼働が出来る自動充電機能が前モデルより追加されている。これにより、昼間は受付・案内業務、夜間は巡回監視業務を担うといった、時間帯に応じた業務を休まず行う事が出来る。

「EMIEW-TT」(2018年10月開発)は、タブレット端末と専用クレードル(スタンド型の拡張機器)で「EMIEW」のアバターと対話できるというもの。こちらは、対話機能のみを求める顧客に提供する。

今後、日立と日立ビルシステムは、「EMIEW」とビル設備をシステム連携させて、取得したビル内のデータを利用した設備管理の効率向上や、人とビル設備をつなぐタッチポイントとしての「EMIEW」の活用に取り組んでいく予定だ。

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