現在、多くの電力事業者では、気象や暦が類似している日の実績を考慮して独自に計算した電力需要予測を基に電力取引を行っている。このため、電力需要予測のより細かい修正には人手が必要であり、より精度の高い電力需要予測を行うためには豊富な経験知を持ったスタッフに頼らなければならないという課題があった。
株式会社ウェザーニューズは、独自のAI技術を用いた「電力需要予測システム」を開発し、同システムを用いた「電力需要予測サービス」の提供を開始した。
同システムは、電力会社が保有する消費電力など最新の実績データとウェザーニューズの気象データを取り込み、AIが30分毎に学習し続けることで電力需要を予測する。システム開発においては、住友商事株式会社と新電力事業者のサミットエナジー株式会社と共同で、同社の消費電力量などの過去データや需給計画策定の経験知を活用した。
サミットエナジーに同サービスを4月1日から運用開始したところ、導入から1週間で電力需要予測の計画の効率化によるコスト削減と前日での需要予測の精度向上が確認できた。精度検証によって同システムの有用性が高いことが認められ、サミットエナジーでの採用が決定した。また、予測精度の向上によって調達量が最適化されることで、環境負荷の低減にもつながると見込んでいる。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会
業務で活用されればされるほど企業の差別化要素となるAI実現へ向けた挑戦 ― 砂金氏インタビュー
PwCコンサルティングが「生成AIに関する実態調査2024」を発表、効果を実感している企業の特徴とは
ASUS、AI PC向けソリューション搭載PCを発表 ーCOMPUTEX2024レポート2
NVIDIAが台湾コンピュータ産業を牽引するか ーCOMPUTEX2024レポート1