東芝、6年先までの生活習慣病リスクを予測する「疾病リスク予測AIサービス」を提供開始

生活習慣病は、医療費の増大や企業における従業員の生産性低下などにつながることから、近年、個々人が自身の生活習慣の改善や健康増進を図り生活習慣病を予防することを目的に、発症リスクの把握に対するニーズが高まっている。さらに、新型コロナウイルス感染症の重症化リスク因子に糖尿病、高血圧、肥満、慢性腎臓病などが挙げられており、生活習慣病の予防や改善に対する重要性が増している。

株式会社東芝と東芝デジタルソリューションズ株式会社は、1年分の健康診断データから、糖尿病・高血圧症・肥満症・脂質異常症・肝機能障害・腎機能障害の6つの生活習慣病リスクについて、6年先まで予測する「疾病リスク予測AIサービス」を提供開始した。

疾病リスク予測AIは、東芝グループが産業分野で培ってきたAI・ビッグデータ解析技術や国内外の大学などと共同研究してきたヘルスケアデータマイニング技術(※)を応用してSOMPOホールディングス株式会社と共同開発したものである。研究協力機関などの匿名化した健康診断データを用いた学習と独自手法による最適化により、6年先までの糖尿病発症リスク予測で90%以上の精度を達成している。

リゾートトラスト株式会社のグループ会社が運営支援する医療法人社団ミッドタウンクリニックと、人間ドック受診後のレポートに同AIを用いた疾病リスク予測結果を掲載するといった取り組みをしており、そのような実績をふまえて、今般、同AIをサービス化するに至った。

SOMPOホールディングスの子会社であるSOMPOひまわり生命保険株式会社では、提供の生活習慣の改善をサポートするサービス「Linkx 健康トライ(リンククロス 健康トライ)」の機能の1つとして同サービスを採用した。また、同サービスを活用して、契約者がご自身の予測結果をスマートフォンのアプリから参照し、日々の健康改善活動をサポートするサービスを開始している。

※ ヘルスケアデータマイニング技術:さまざまな形式のデータを分析してパターンや規則性を発見する技術を、病気の治療や予防といった分野へ展開するもの。

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