日立、現場でのデジタル化機能を強化したモバイルシステムプラットフォーム「快作モバイル+ Ver.3」を販売開始

近年、少子高齢化に伴う労働人口減少、育児や介護との両立など、働き方のニーズの多様化といった社会課題に直面し、多様な働き方を選択できる社会の実現をめざす「働き方改革」に国を挙げて取り組んでいる。一方、ニューノーマルでの事業継続の観点から、ITツールを活用することで場所を選ぶことなく仕事ができるリモートワークへの移行が急速に進んでおり、「モバイル」技術が大きな役割を果たしている。

また、IoTの進展によって、モバイル端末等を利用して現場で実際に起きている事象をデジタルデータとして収集し、そのデジタルデータ(フィールドデータ)を解析・可視化することで現場の改革のみならず、新たなビジネスモデルを創出して、マルチエクスペリエンスを提供するDXへの期待が高まっている。

株式会社日立ソリューションズ・クリエイトでは、2012年からさまざまな業務システムのモバイル化を目的に、モバイル端末を利用したシステムを手軽に構築できるモバイルシステムプラットフォーム「快作モバイル+」の提供を開始しており、ビジネスにおけるモバイル活用を支援してきた。

そしてこのほど、日立ソリューションズ・クリエイトは、ニューノーマル(新常態)での顧客や社会が求めるDXの加速に向けてモバイル事業を強化すべく、営業・保守・工場など現場でのデジタル化機能を強化した「快作モバイル+ Ver.3」を販売開始した。

快作モバイル+ Ver.3では、Webシステムでありながらモバイル端末が持つデバイス機能を利用可能な「デバイス連携機能(セキュアカメラ(※)、手書き、オフライン機能等)」、業務専用のWebブラウザアプリを提供することで管理者によるセキュリティコントロールを実施できる「セキュリティ機能」、主要OS(iOS/iPadOS/AndroidTM/Windows)をサポートする「マルチOS対応」といった標準機能に加え、モバイルDX推進のための入力支援機能を中心に強化した。

具体的には、従来のモバイル端末のデフォルトキーボードでの入力に加え、数字キーボード、スライドバーなどのカスタム入力パーツによる入力が可能になった。また、バーコード、QRコードの連続読み取りにも対応し、ユーザーの入力負荷の軽減を図る。

手書き入力においては、従来の機能に加えて四角形や丸などの図形、スタンプ、テキスト入力などの描画に対応することで、モバイル端末でのより高度な図編集が可能となった。また、iPadOS版アプリにおいてはApple Pencilに対応し、筆圧、傾き、角度を認識することで、さらに精緻な手書き画像や署名の描画が可能になった。これらにより、現場での入力の効率化・多様化を実現し、デジタル化をより一層推進する。

さらに、ユーザー情報や端末、アプリへの配信データを管理するサーバーソフトウェアのUIを刷新し、ユーザビリティの向上を図ることで、ユーザー管理やアプリへのデータ配信をより一層スムーズに実施できるシステムを提供する。加えて、5Gで見込まれる業務システムへの接続トラフィック増に向け、社外から社内業務システムへセキュアに接続するために利用する中継サーバーソフトウェアも連続通信時の性能を向上させた。

日立、現場でのデジタル化機能を強化したモバイルシステムプラットフォーム「快作モバイル+ Ver.3」を販売開始
快作モバイル+ Ver.3のモバイル端末画面(手書き機能)
なお、快作モバイル+ Ver.3の提供価格は100ユーザー時で2,660,000円(税別)となっており、今後3年間でモバイルソリューション事業全体として売上30億円(累計)を目指すとしている。

※ セキュアカメラ:端末内にデータを残さないカメラ。

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