ANF・アクセンチュア・SAPジャパン、中小製造業向けデジタル・ICT共通プラットフォーム「CMEs」を提供開始

OECD加盟国における日本の労働生産性が低い位置にとどまる状況が長年続いている中、製造業における生産性向上を目的とし、日本政府が提唱する日本版Industry4.0は「コネクテッドインダストリーズ」という考え方に基づき、データがつながることによって新たな価値を生み出すことをめざしている。

大企業を中心にDXが進む中、中小製造企業においてはデジタル化そのものが遅れており、中小企業間でデジタル基盤を共有して生産性を向上させる仕組みを実現するためには、産官学一体となった取り組みが不可欠である。

会津産業ネットワークフォーラム(以下、ANF)、アクセンチュア株式会社およびSAPジャパン株式会社は、共同で共通業務システムプラットフォーム「コネクテッド マニファクチャリング エンタープライゼス(以下、CMEs)」を構築し、提供を開始した。

CMEsでは、4つのステージに分けて中小製造企業のコネクテッドインダストリーズを実現し、デジタル変革を支援する。今回サービスの提供を開始したのは、中小企業における生産性向上に向け非競争領域におけるICT基盤の共有化の第1のステージになる。

ANFの会員となっている福島県会津地域の中小製造企業を皮切りに本格導入の検討が進められるほか、全国の中小製造業企業にもその対象が順次拡大され、デジタル技術を活用して中小企業の生産性の向上を支援する。

今後、標準MES(製造実行システム)やMOM(製造オペレーション管理)の推進、製造工程におけるデジタル化推進や、機器間・工場間の接続による工場のオートメーション化や、企業間連携の促進によるイノベーションの創出領域にも機能を拡大させていく予定としている。