FRONTEO、AIレビューツール「KIBIT Automator」を次世代eディスカバリプラットフォームとして提供開始

企業が管理するデータ量は年々増加の一途をたどっている。証拠保持者(カストディアン)一人当たり数TBにも及ぶことのあるデータを収集するディスカバリにおいては、膨大な量の文書の中から証拠につながる文書を限られた期間内で見つけなければならず、訴訟に関わる法務部門や弁護士にとっては時間と調査の品質、コストが大きな課題となっていた。

中でも「レビュー(閲覧)」と呼ばれる工程は、ディスカバリのプロセスの中でも7割から8割の時間とコストを占めるとされており、コンピューターやAI等のテクノロジーを活用したレビュー(TAR:Technology Assisted Review)の必要性が高まっている。

株式会社FRONTEOは、同社が提供するAIレビューツール「KIBIT Automator」の機能を拡張し、収集したデータの前処理からレビューまで一貫して対応できる次世代eディスカバリプラットフォームとして提供を開始した。

KIBIT Automatorは、米国民事訴訟の公判手続きで必要となる証拠開示(ディスカバリ)の中でも特に、電子証拠開示(eディスカバリ)における文書レビュー作業の効率向上、作業担当者の負荷軽減、費用削減を目的として開発されたAIツールで、ディスカバリで使われる調査手法を応用し、AIを活用して証拠資料である大容量の電子メールや電子ファイルの審査・分析を行う。

また、FRONTEOはeディスカバリ支援システム「Lit i View E-DISCOVERY」を開発しており、10年以上にわたり提供を続けてきた。Lit i Viewは国際訴訟支援のワンストップソリューションとして、多種多様なビジネスドキュメントに対する前処理を行うProcessing機能やドキュメントの閲覧を行うReview機能を有している。

今回の機能拡張では、これらの機能をKIBIT Automator Review(Review機能)、KIBIT Automator Processing(Processing機能)として刷新し、KIBIT Automatorに連結することにより、一連の不正調査・証拠開示業務を、一貫したワークフローとして処理できるようになる。また米国訴訟では既に一般化しているAIを用いたレビューをより分かりやすく活用できる機能を充実させている。

KIBIT Automator Reviewは、多種多様なドキュメントの表示に対応し、柔軟なコーディングパネル設定によるレビューの実施を可能にするLit i Viewの機能を引き継いでいる。また、検索機能は単語に対するAnd/Or演算に加え、eディスカバリの日本語検索では必要不可欠な近傍検索、正規表現といった検索に対応している。

KIBIT Automator Processingは、多種多様なビジネスドキュメントの前処理を行い、データを絞り込むことができる。アジア言語を文字化けなく処理するというLit i Viewの特徴を引継いだ上で、並列化を行うアーキテクト変更により、処理速度は前処理でLit i Viewの約3倍以上、重複排除処理で約10倍以上に向上している。