コマツ・ドコモ・ソニー・NRI、建築業向けDXによる安全性や生産性等の向上を実現する新会社「株式会社EARTHBRAIN」を発足

日本国内の建設業界における就業者の高齢化・労働者人口の減少といった社会課題や、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の建設現場における働き方改革が求められている。

コマツ、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、ソニー)、株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は、建設業界にDXをもたらし、安全性、生産性、環境性の飛躍的な向上を実現することを目的に、新会社「株式会社 EARTHBRAIN」(以下、EB)を4社共同で発足させることに合意した。資本金は153.7億円で、出資比率はコマツが54.5%、ドコモは35.5%、ソニーは5%、NRIは5%となっている。

EBは、従来コマツがソリューションサービスとして提供していた「スマートコンストラクション(※1)」のさらなる高度化を図り、海外へも展開していくことに取り組むほか、建設現場で稼働している全ての建機、車輌に対するサービスの提供を行うなど、4社が保有する知見やノウハウ、技術を組み合わせ、次世代スマートコンストラクションへと進化させ提供する。

次世代スマートコンストラクションでは、デジタル技術を駆使し、建設現場の地形や機械・労務・材料さらには安全・環境面も含めて遠隔からリアルタイムでモニターしたり、分析・改善したりすることができる現場可視化デバイス及びアプリケーションの開発・提供を加速させることで、現場のデジタルツイン(※2)を作り、建設現場における生産の全工程をオープンプラットフォームでデジタルにつないで最適にコントロールすることにより、安全に生産性の向上を実現し、スマートでクリーンな未来の現場を創造していく。

なお、新会社設立における各社の役割は以下の通り。

  • コマツ
  • スマートコンストラクションのノウハウ、建設機械に関わる技術、商流面の支援

  • ドコモ
  • デジタルツインコンピューティング(※3)の実現に向けた5G・IoTなどの高度なネットワークやクラウド基盤および画像解析、未来予測に用いられるAIなどの各種技術の提供

  • ソニー
  • 建設現場の情報可視化データに関するセンシング技術、データ収集システムの開発・提供

  • NRI
  • ビジネスモデル変革・デジタル化への知見を活かしたソリューション開発・サービス提供及びノウハウの提供

※1  スマートコンストラクション:建設現場の情報をICTで繋ぎ、安全な現場を実現する建設現場ICTソリューション。
※2 デジタルツイン:現実空間をデータ化することで現実と同じ環境をバーチャル空間にし、その空間で行う様々なシミュレーションの結果を現実世界へフィードバックする技術。
※3 デジタルツインコンピューティング:デジタルツインを大きく発展させ、実世界を表す多くのデジタルツインに対して交換・融合・複製・合成などの演算(デジタルツイン演算)を行うことにより、モノ・ヒトのインタラクションをサイバー空間上で自由自在に再現・試行可能とする新たな計算パラダイム。