富士通とAWS、モビリティ業界のDX加速に向けて協業

モビリティ業界では100年に一度の大変革期を迎えており、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)を中心に技術革新が急速に進んでいる。CASEにより、全ての人が行きたい場所へ安全で快適に移動できるようになり、さらには環境への負荷が軽減されていくことが期待されている。

モビリティ業界のビジネスにおいては、従来の車両提供から車両データを活用したモビリティサービスによる価値提供へモデルが大きく変化し、モビリティ業界の企業は競争力を高めるため、基幹システムの効率化やCASEにより創出が期待される新たなサービスやビジネスを実現するためのDXが強く求められている。

富士通株式会社とAmazon Web Services, Inc(以下、AWS)は、モビリティ業界のDX加速に向けたグローバルにおける協業に合意したことを発表した。

同協業では、富士通がモビリティ業界で培ってきた技術やシステム開発のノウハウとAWSのクラウドサービス(以下、AWSクラウド)を活用し、以下の取り組みにより、モビリティ業界のDX加速とビジネス拡大に貢献する。

  • フルマネージドのモビリティソリューションの開発
  • コネクテッドカーのデータ活用やサービス開発を支援する、富士通の車載カメラ映像解析基盤「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Analyzer」やストリームデータ処理基盤「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Utilizer」、モビリティデータの利活用を支援する統合基盤「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Collector」、車両のセキュリティ管理を行う管理センターであるV-SOC(Vehicle-Security Operation Center)の技術を核としたフルマネージドのモビリティソリューションをAWSと共同で開発する。

    開発したソリューションは富士通から提供するだけでなく、AWS Marketplace(※1)を通じて、2021年10月より日本国内で提供を開始し、欧州、北米をはじめグローバルに順次提供する。また、AWS Connected Mobility Solution(※2)を活用したコネクテッドカーのデータ活用やサービスなどのユースケースを共同で創出し、グローバルに展開する。

  • モビリティ業界におけるAWSのプロフェッショナルサービス(※3)を活用したシステムの開発
  • 既にAWSクラウドを導入済、または新しくAWSクラウドを導入する自動車メーカー、保険、物流などのモビリティ業界の企業に対して、AWSのプロフェッショナルサービスを活用し、基幹業務やモビリティサービスのシステム開発・運用、既存システムのモダナイゼーションのサービスを、2021年6月より日本国内で提供を開始し、欧州、北米をはじめグローバルに順次提供する。

  • AWS認定資格の保有者育成によるAWSクラウドを活用したシステム開発の体制強化
  • 富士通のモビリティ業界を担当するシステムエンジニアを対象に、AWSが認定する資格の保有者を新規に750名育成し、AWSクラウドを活用したシステム開発の体制を強化する。AWSクラウドにおけるシステム開発のプロフェッショナルを増強することにより、モビリティ業界のDXを実現するシステムを提供する。

※1 AWS Marketplace:顧客がサードパーティーのソフトウェアやデータ、サービスを検索、購入、展開、管理できるデジタルカタログ。
※2 AWS Connected Mobility Solution:車両を容易かつセキュアにクラウド接続し、グローバルに展開可能なモビリティ機能およびアプリケーション基盤の構成済テンプレート。
※3 プロフェッショナルサービス:AWSクラウドを使用して、期待するビジネス上の成果を実現するよう顧客を支援するAWSのコンサルティングサービス。

プレスリリース提供:富士通