STマイクロエレクトロニクス、モバイル/ウェアラブル機器のアクティビティ検知を簡略化する無償ソフトウェアを発表

STマイクロエレクトロニクス(以下ST)は、Open.MEMSソフトウェア・ライブラリに、クラス最高のモーション検知機能の開発を支援する使いやすい無償ソフトウェアを3種類追加したことを発表した。

開発者は、この新しいソフトウェアにより、STのモーション検知技術と、ARM(R) Cortex(R)-Mプロセッサ搭載の32bitマイクロコントローラ(マイコン) STM32と組み合わせることができ、その幅広い価格・消費電力・性能のオプションを選択することができる。これは、モバイル、ウェアラブルおよびIoT機器にコンテキスト・アウェアネス機能を実装する理想的な手法となる。

この新しいソフトウェアは、各種機器に搭載された慣性センサのデータから、使用者の体の動きを検知することを可能にする。このソリューションでは、消費電力を最小限に抑えるよう最適化されており、人間の身体活動をリアルタイムかつ長期にわたってモニタするモバイル / ウェアラブル機器のフィットネスやヘルスケア向け機能に理想的だ。

 

新しい3種類のソフトウェア・パッケージの特徴

アクティビティ認識(Activity Recognition)用のosxMotionARパッケー

アクティビティ認識(Activity Recognition)用のosxMotionARパッケージは、静止、歩行、早歩き、ジョギング、サイクリング、運転など、さまざまな動作・移動パターンからユーザの行動を特定する高性能アルゴリズムだ。STの慣性モジュール(LSM6DS3、LSM6DS3H、LSM6DSL)の高い精度を活用するこの行動認識アルゴリズムは、センサから取得したデータを低サンプリング周波数で管理し、特定した行動をリアルタイムかつ超低消費電力でフィードバックする。

位置認識(Carry Position)用のosxMotionCPパッケージ

位置認識(Carry Position)用のosxMotionCPパッケージは、モーション・センサを搭載する機器がどのように動かされたかを検知する。例えば、このアルゴリズムは、携帯電話のような携帯型機器が机の上に置かれているのか、またはユーザが手に持ってディスプレイを表示しようとしているのか、腕を振っている状態か、ユーザの頭部付近にあるのか、シャツやズボンのポケットにあるのか、といったことを検知できる。消費電力を最小化するために、センサのデータは低サンプリング周波数(50Hz)で取得される。

ジェスチャ認識(Gesture Recognition)用のosxMotionGRパッケージ

ジェスチャ認識(Gesture Recognition)用のosxMotionGRパッケージは、機器を持ち上げる、軽く当てる、ウェイクアップ・イベントの検知など、モバイル機器で行われる動作を検知する。これにより、設計者は、機器のさまざまな制御機能を開発することができる。このアルゴリズムは、100Hzのサンプリング周波数で慣性モジュールからデータを取得し、ユーザ・プラットフォームによって実行されたジェスチャをリアルタイムで認識する。

 

包括的なソフトウェア開発ツールのSTM32CubeをベースとするOpen.MEMSソフトウェア・ライブラリは、モーション・センサと環境センサを搭載した拡張ボードX-NUCLEO-IKS01A1で駆動する拡張ソフトウェア・パッケージX-CUBE-MEMS1の一部。

Open.MEMSの各ソフトウェア・パッケージには、一般的な開発環境向けの事前コンパイル済みライブラリの他、STのMEMSモーション・センサの卓越した機能や性能を迅速に評価するためのサンプル・コードが含まれる。

ソフトウェア開発者は、使いやすいアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)により、さまざまな用途に応じて、最先端のモーションで駆動する最先端アプリケーションを迅速に開発・カスタマイズすることができる。

現在、Open.MEMSの新しいソフトウェアは、簡単なライセンス契約に基づき、無償提供されている。

 

【関連リンク】
エス・ティー(ST)

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