NEC、顔認証によるPCセキュリティサービス「NeoFace Monitorクラウド版」を提供開始

昨今、新しい働き方の推進やCOVID-19の影響によって、企業規模や業種を問わずテレワーク需要が急速に伸長している。それに伴い、社外におけるPC利用時のセキュリティ意識の高まりとともに、導入する際の費用や作業の負担、サービス毎に異なるパスワード入力などを軽減したいというニーズも顕在化している。

日本電気株式会社(以下、NEC)は、顔認証によるPCへのログオン・ロック解除などのPCセキュリティ機能をクラウドサービスで提供する「NeoFace Monitorクラウド版」の無料トライアル版を提供開始した。

同サービスは、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証AIエンジン「NeoFace」を採用し、顔ならではの非接触認証による利便性の高いPCセキュリティ機能を定額利用できるクラウドサービスとして提供するものである。

パッケージ版では、顔情報や各種設定項目の統合管理を別途用意した専用サーバで行う必要があったが、同サービスではクラウド上で実施可能だ。これにより、小規模での利用でも効率的に運用を開始することができる。

また、専用サーバの購入、設置からセットアップ、データベースの構築や運用時のメンテナンスまでの作業と費用が不要となり、100名規模の導入で5年程度の運用期間の場合、パッケージ版と比較し50%以上の費用削減が可能だという。顔認証の利用時は、PC内蔵カメラまたは市販のWebカメラで対応可能であり、専用機器などを別途用意する必要はない。

さらに、クラウドサービスである「Google Workspace」「cybozu.com」「Microsoft 365」を利用する環境では、顔認証でWindows OSにログオンした後、都度パスワードを入力する必要のないシングルサインオンにも新たに対応した。なお、異なるクラウドサービス間でユーザ認証を行うSAML規格に準拠したその他サービスとの連携も今後対応する予定だという。

同サービスを提供することにより、情報システム部門の工数削減や利用者の利便性向上を図りながら企業の情報漏洩リスクの軽減を支援する。

NECは同サービスの販売目標として、今後3年間で500社10万名を掲げている。

なお、同サービスの価格は、10名12か月利用権の場合で36,000円(税抜)となっており、2021年8月下旬からサービス開始としている。