ST、工場自動化システムの消費電力・コスト・基板面積を低減する高速デジタル入力電流リミッタICを発表

STマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、工場自動化システムの回路を保護する2種類の高速デジタル入力電流リミッタICを発表した。

SCLT3-8BQ7およびCLT01-38SQ7は、スマート・ファクトリや産業ロボットの「頭脳」である産業用のプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)を、入力信号の電流スパイクから迅速かつ堅牢に保護すると同時に、消費電力、基板面積および部品コストの低減を実現し、電流リミッタICの新たな基準を確立する。

この2種類の新製品には、STが長年市場を牽引してきた過渡電圧サプレッサ(*)の経験と、最先端のパッケージ技術が融合されている。両製品とも超小型パッケージ(QFN-48L、7x7mm)で提供され、周辺温度が100oC以上になった場合に電力損失を最適化する大型の露出サーマル・パッドを採用している。

 

特徴

・高速SPI保護出力(8ポート)
・高速SPI出力(8/16bit)
・共通接地のハイサイド入力
・内蔵レギュレータ(5V)
・逆極性保護(30V+)
・状態を視覚的に示す電力不要のLED出力信号
・電力損失 : チャネル当り78mW
・温度 / 電圧アラーム・オプション

 

高速の入出力は、クラス最高のPLC要件に準拠している。

また、CLT01-38SQ7は、最も厳格なEMC規格(IEC 61000-4.2、IEC61000-4.4、IEC6100-4.5など)にも準拠する堅牢性を備えている。

SCLT3-8BQ7およびCLT01-38SQ7は現在量産中で、1000個購入時の単価は約0.90ドル。また、両製品の評価ボードも提供中だ(SCLT3-8BQ7用評価ボード: STEVAL-IFP030V1、およびCLT01-38SQ7用評価ボード: X-NUCLEO-PLC01A1)。

詳細とデータシートは、こちらのサイトを参照。

 

(*)調査会社であるIHS社によると、2015年、STは過渡電圧サプレッサ市場で約15%のシェアを獲得している。

 

【関連リンク】
エス・ティー(ST)

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