JST 戦略的創造研究推進事業において、東京大学 大学院工学系研究科の染谷 隆夫教授らは、導電性インクを用いてプリントできる伸縮性導体(注1)を開発し、テキスタイル型(布状)の筋電センサーを作製することに成功したと発表した。
本研究グループは、導電機能を持つ新型のインク(導電性インク)を開発し、1回プリントするだけという簡単なプロセスで伸縮性導体を作製することに成功した。この伸縮性導体は、元の長さの3倍以上伸張させても高い導電性を維持できる。
また、この導電性インクを使って、通常の半導体プロセス技術では形成することが難しい繊維素材の上に伸縮性の配線や電極をプリントし、テキスタイル型の筋電センサーを実現した。
本研究成果により、テキスタイル型の生体情報センサーをプリントするだけで簡単に作製できるようになり、スポーツ、ヘルスケア、医療におけるさまざまな応用が期待される、としている。
注1)伸縮性導体 ゴムのように伸び縮みしても電気を流すことができる物質のこと。
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※7月7日のワールドビジネスサテライト(WBS)のトレンドたまごでも取り上げられていました
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