AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

ソニー、エッジとクラウドを共働させるエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」を発表

IoTやDXの普及により、クラウドシステムへの過度な依存が懸念されており、システム利用時の消費電力の増加、プライバシー問題、データ転送遅延の発生、セキュリティなど、様々な課題がある。

そうした中、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、ソニー)は、エッジとクラウドが共働するシステム構築を支援する、エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS(アイトリオス)」のサービスを、日本・米国・欧州を皮切りに、年内より順次提供開始することを発表した。

「AITRIOS」は、ソニーが提供するAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」や、AIカメラなどを活用したセンシングソリューションの開発・導入を可能にするプラットフォームだ。

具体的には、AIやアプリケーションを開発するための開発環境の提供、AIモデルやセンシングアプリケーションをダウンロードできるマーケットプレイス、AIモデルの再学習やAIカメラのモニタリングを行うクラウドサービスなどを提供する。

今後は、「IMX500」以外のセンシング用イメージセンサーについても対応するなど、サービス内容を継続的に拡充する予定だ。

AITRIOSのサービス概要

提供開始時期

2021年内

対象

AIデベロッパー、アプリケーションデベロッパー、カメラメーカー/モジュールインテグレーター、システムインテグレーター

対象地域

日本、米国、欧州(順次対象国・地域を拡大していく予定)

プラットフォームの提供機能

ソニー、エッジとクラウドを共働させるエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」を発表

開発環境

  • AIカメラ開発環境
  • 「IMX500」を搭載したAIカメラの開発を支援する、ソフトウェア開発キット(SDK)やツール※3、リファレンスデザイン。(カメラメーカー/モジュールインテグレーター向け)

  • AI/アプリケーション開発環境(2021年内のサービス開始時点では提供なし。順次提供予定。)
  • 「IMX500」上で動作する小型のAIモデルおよびAIを活用したセンシングアプリケーション開発を支援する、ソフトウェア開発キット(SDK)やツール。(AIデベロッパー、アプリケーションデベロッパー向け)

  • クラウドアプリケーション開発環境(2021年内のサービス開始時点では提供なし。順次提供予定。)
  • エッジ側のセンシングアプリケーションに連動し、クラウド側で動作を最適化するためのアプリケーションの開発を支援する、ソフトウェア開発キット(SDK)やツール。(AIデベロッパー、アプリケーションデベロッパー向け)

    * 「IMX500」を搭載したAIカメラは、パートナーから販売予定。

マーケットプレイス(2021年内のサービス開始時点では提供なし。順次提供予定。)

  • AIモデルやセンシングアプリケーションをダウンロードできる機能。開発したAIモデルやセンシングアプリケーションの登録も可能。購入・販売時の決済機能あり。(全パートナー向け)

クラウドサービス

  • プロビジョニング(サービス提供の仕組み)
  • AITRIOSを利用開始するためのセットアップが、QRコードの読み取りで簡単に実行できる機能。(システムインテグレーター向け)

  • デプロイメント(AIコンバーター)
  • マーケットプレイスで購入、あるいは自ら開発したセンシングアプリケーションを、ソニー独自のAIコンバーターを介して、「IMX500」搭載のAIカメラに実装することができる機能。(システムインテグレーター、AIデベロッパー、アプリケーションデベロッパー向け)

  • AIリトレーニング(再学習)
  • 使用環境や条件の変化に応じて、AIモデルの再学習を行う機能。(システムインテグレーター、AIデベロッパー、アプリケーションデベロッパー向け)

  • デバイスマネジメント
  • 「IMX500」を搭載したAIカメラのソフトウェアのバージョン管理、稼働状況やエラーログなどのモニタリングを行う機能。(システムインテグレーター向け)

  • 外部クラウドサービス上のアプリケーションとの接続機能
  • AITRIOSが提供するAPIを経由し、外部のクラウドサービス上のアプリケーションとの接続や、ニーズに応じて機能を追加することが可能。(システムインテグレーター向け)

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