アムニモ、屋外に設置可能でPoE給電に対応したLTEルーター「IoTルーター(屋外版)AR20」を販売開始

産業用IoTの普及が進むにつれて、LTE通信機を屋外に設置したいという需要も増えているが、現在は、屋内向けに設計された装置を防水ボックスに装着するなどの方法で対応することが主流になっている。

アムニモ株式会社は、様々な産業用のシステムにおいて顧客の機器からクラウドへのデータの送信を実現するために最適なLTE通信機「IoTルーター(屋外版)AR20」の販売を開始した。同製品の特長は以下の通り。

  • 屋外に設置することを前提とした耐環境性能
  • 同製品は、ポリカーボネート製のカバーの内部に回路を実装することにより、屋外にそのまま設置できるレベルの防塵防水性能、直射日光が当たる場所にも設置可能な広い動作温度を実現した。さらに誘導雷への対策としてSPD装置が実装されており、屋外に設置されたカメラに接続して高機能な映像ソリューションを実現することが可能だ。

    また、同製品の電源回路は外部からの電源の供給における瞬停や、大きな電圧降下やノイズ等への耐性が強く、不安定な電源下でも利用できる。さらにセルラー通信ネットワークの障害への対処のため複数のSIMカードを装着することが可能で、通信中にネットワーク障害を検知すると、すぐに別のSIMカードを使って他キャリアの通信ネットワークに切り替えることにより短時間で通信を復旧することができる。

  • 簡易な構成で産業機器の遠隔制御を実現するremote.itに対応
  • 同製品は、remot3.itが提供するリモート接続サービスに対応しており、PC等を用いた簡易な遠隔制御を実現する。remote.itはゼロトラストの思想に基づき設計され、信頼できるP2Pネットワークを使いSDP(Software Defined Perimeter)を実現するリモートアクセスサービスである。同製品にはremote.itのクライアントアプリケーションをプレインストールしてあり、設定、利用開始までの作業が大きく短縮される。

    アムニモ、屋外に設置可能でPoE給電に対応したLTEルーター「IoTルーター(屋外版)AR20」を販売開始
    「IoTルーター(屋外版)AR20」によりremote.itを利用する際の構成図
  • 監視カメラを接続してクラウド録画サービスの利用が可能
  • 同製品は、ギガビットEthernetポートを2ポート実装しているが、この2ポートについて接続された外部機器に対してPoE(※)にて電源を供給することが可能であり、PoEにて動作する監視カメラを最大2台接続することができる。また、アムニモが提供予定のクラウド録画サービス(開発中)と併用することにより、監視カメラで撮影した映像をクラウド上のストレージに録画することができるため、映像を用いたさまざまなソリューションを実現することが可能になる。

  • クラウドアプリケーションとの連動により保守運用の手間を軽減
  • 同製品は、アムニモが提供するクラウドサービスであるデバイス管理システムとの連携により、保守運用に関する様々な作業をクラウド経由で実施することができるため、運用者の負担を軽減することができる。

    例えば、自動初期設定の機能を利用すれば、本体をEthernetケーブル経由でインターネットに接続された状態で電源を入れるとデバイスの設定がすべて自動で行われる。またフィールドへの設置後のファームウェア更新や設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引継ぎ等の作業をクラウド経由で実施することが可能になる。接続したカメラを死活監視することもできる。

※ PoE(Power over Ethernet):イーサネット(Ethernet)の通信ケーブルを利用して接続先の機器に電力を供給する仕様。