IDC、25年末までの国内ビジネスアナリティクス/AIサービス市場は年間平均成長率11.5%で成長と予測

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IDC Japan株式会社は、国内ビジネスアナリティクス(BA)/AIサービス市場予測を発表した。これによると、2020年の国内BAサービス市場規模は前年比10.6%増の6,997億円になったとみられ、2020年~2025年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)11.5%で成長し、2025年に1兆2,080億円に達するとみられる。

国内BAサービス市場は、BA向けビジネスサービス市場と、BA向けITサービス市場で構成される。2020年は両市場共に国内サービス市場全体を大きく上回る高成長を遂げ、全体では前年比10.6%増の成長を遂げた。

ビジネスサービスでは、ビジネスコンサルティングにおいてアナリティクスの活用支援サービスが柱として位置づけられつつあり、ITサービスでは、国内企業のDX/データ駆動型ビジネスへの取り組みの進展が、データ活用基盤の構築/運用に関わる案件の拡大をもたらしている。

国内AIサービス市場は、2020年に前年比26.7%の成長を遂げ、売上額は583億円になったとみられる。特にAI向けITサービス市場は、AIが組み込まれた(業務や業態などの)領域特化型ソリューションの増加が成長を牽引した。同市場は2020年~2025年のCAGR 31.8%で成長し、2025年には2,317億円になるとみられる。

国内BAサービス市場、国内AIサービス市場はいずれも2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による負の影響を受けながらも二桁成長を遂げ、外部事業者によるDX支援サービスにおいて中核的なサービスとなりつつある。

IDC Japan ITサービス グループマネージャーの植村卓弥氏は「国内BA/AIサービス市場では、DX/データ駆動型ビジネスへの取り組み拡大によって部門横断/企業全体でのデータ活用支援に関わる案件が増加しており、2025年までの予測期間に渡り高成長が期待される。サービスベンダーは、データサイエンスとそのビジネス課題への適用、蓄積したアセットの領域特化型AIソリューションとしての展開といった循環を加速し、拡大する需要に対応することが重要である」と述べた。