アドバンテック、インテルとマイクロソフトとコラボレーションしたIoTゲートウェイ・スターターキットを発表

産業用コンピュータの分野のAdvantech Co.,Ltd. (以下、アドバンテック)は、産業用途のIoTアプリケーション開発者が事前評価や実証実験を手軽に始めることができる“IoTゲートウェイ・スターターキット”を日本市場にリリースすることを発表した。

同スターターキットは、信頼性の高い産業用途向けプラットフォームとオープンゲートウェイテクノロジーにより、様々なセンサやデバイスからのデータ収集を可能にする、IoTアプリケーション開発者向けの評価キットだ。パッケージには、OS(Windows Embedded Standard 7)をプリインストールしたIoTゲートウェイ(Intel(R) Celeron(R) J1900 プラットフォーム)と、IoTソフトウェアプラットフォームサービス(WISE-PaaS / RMM)、ソフトウェア開発キット及び技術サポートが含まれる。

IoTソフトウェアプラットフォームサービスWISE-PaaS / RMMは、様々なクラウドサービスとIoTゲートウェイ及びセンサデバイスとのコネクティビティを提供し、クラウドサービスの開発者がRESTFul APIによってIoTゲートウェイの収集したデータを活用したり、ゲートウェイ/デバイスの状態監視や制御を行うことを可能にする。

 

IoTアプリケーションを実現するキーバリュー

アドバンテックのIoTゲートウェイ・スターターキットは、IoTアプリケーション開発者やシステムインテグレータに対して、インダストリー4.0や医療市場、リテール市場などの多様な産業アプリケーション向けに革新的で費用対効果の高いセキュアなIoTソリューションを開発し、市場に展開していくための柔軟性を提供する。

「IoTプロジェクトは、非常に複雑でその実装には長い時間を要します。一方、我々のお客様は、IoTを活性化させるために、すぐに活用できて効率的なソリューションを探しています。アドバンテックのIoTゲートウェイ・スターターキットは、そのようなお客様に対してIoTの市場展開を容易にするだけでなく、アプリケーションの技術革新を実現するための相互に利益をもたらす可能性を生み出します」と、アドバンテックの組込みコンピューティンググループ バイスプレジデント Miller Chang氏は述べている。

機械、機器やセンサーを含む既存のさまざまなモノを接続するための強力なターンキー・ビルディング・ブロックを提供し、異なる様々なプロトコルをIoT標準のMQTTに統合する。そしてデータストリーミング、分析、予測ソリューションのためのIoTアプリケーション開発を支援する。それがIoTゲートウェイ・スターターキットだ。

 

あらかじめ統合されたハードウェア/ソフトウェア/サービスソリューションパッケージですぐに評価をスタート可能

アドバンテックのIoTゲートウェイ・スターターキットは、ゲートウェイプラットフォームとしてIntel(R) Celeron(R) J1900 SoC、4GBのメモリ、500GBのHDD及びWindows Embedded Standard 7を搭載した構成済みシステムを提供する。手のひらサイズの超小型タイプのARK-1123H、及びマルチI / OタイプのARK-2121Lの2種類のゲートウェイから選択が可能で、いずれもネットワーキングと多様なI / O通信を行うための優れた拡張性を備え、過酷な使用環境に耐えられる産業グレード製品だ。

同キットには、ゲートウェイプラットフォームに加えてソフトウェア・ソリューション・パッケージが含まれる。データ管理、デバイス監視/制御及びセキュリティ機能(Intel(R) Security McAfee)を提供するIoTデバイス・リモート監視&管理ソフトウェア WISE-PaaS / RMMプロ・バージョンがこれにあたる。WISE-PaaS / RMMはまた、Microsoft Azure Marketplaceでも提供をおこなっている。さらに、IoTデザイン・イン・サービスとして、ゲートウェイ及びセキュリティ用のSDK、100以上のRESTful API、Node-REDロジックエディタ設計ツール及びドキュメント類が提供される。また、これらのソフトウェア・ソリューション・パッケージをIoTアプリケーション開発者の方々に活用いただくためのサポートプログラムとして、開発者向け無料セミナーも用意されている。

 

IoT開発者フォーラムでリアルタイムな情報共有

プロフェッショナルなコンサルタントとより深いディスカッションを行えるよう、アドバンテックはIoT開発者フォーラム(英語サイト)を立ち上げた。スターターキット購入者は、IoT開発者フォーラムコミュニティのVIP会員として登録できる。

IoT開発者フォーラムは、IoTテクノロジニュースと質問の投稿を共有できる、リアルタイムのオンライン・プラットフォーム。フォーラムでは技術的なQ&Aのための専任のアドバンテックの技術エキスパートが用意され、最新のソフトウェアとIoTテクノロジ一関連の開発トピックスをディスカッションすることで、設計フェーズの時間を短縮し、市場投入の迅速化に貢献する。

 

IoTゲートウェイ・スターターキット 構成詳細

手のひらサイズでフレキシブルな取付けに対応

発注型番:IG-ARK1123-H431A オンライン価格(税抜) 115,000円
●IoTゲートウェイ:ARK-1123H(4GB RAM+500GB HDD+OS:WES7搭載済)
●WISE-PaaS / RMM プロフェッショナル 1ゲートウェイ・バージョン
●ゲートウェイSDK(WISE Agent SDK、プロトコル・ハンドラ開発用、ホワイトペーパー、開発ガイド、RMMサーバSDK、100以上のRESTful API、NodeREDデザイナー)
●開発者フォーラムへのVIP会員権
●開発者向け無料セミナー

豊富なI / Oで各種データ収集に最適

発注型番:IG-ARK2121-L431A オンライン価格(税抜) 120,000円
●IoTゲートウェイ:ARK-2121L(4GB RAM+500GB HDD+OS:WES7搭載済)
●WISE-PaaS / RMM プロフェッショナル 1ゲートウェイ・バージョン
●ゲートウェイSDK(WISE Agent SDK、プロトコル・ハンドラ開発用、ホワイトペーパー、開発ガイド、RMMサーバSDK、100以上のRESTful API、NodeREDデザイナー)
●開発者フォーラムへのVIP会員権
●開発者向け無料セミナー

 

なお、同スターターキットを用いたデモンストレーションを、2016年5月11日(水)~13日(金)の期間、東京ビッグサイトにおいて開催される「組込みシステム開発技術展(ESEC)2016」にて展示される。

 

【関連リンク】
アドバンテック(Advantech)
IoTゲートウェイ・スターターキット
インテル(Intel)
マイクロソフト(Microsoft)

Previous

経済産業省、IoT推進ラボ第1回先進的IoTプロジェクト選考会議「IoT Lab Selection」における規制・ルール形成等支援を進める

jig.jp、こどもIoTを実現する、こどもパソコン「IchigoJam」ver1.2リリース

Next