ウェザーニューズ、電気事業者向けに1kmメッシュの日射量予測を用いた太陽光発電量予測データのAPI提供を開始

2022年4月より、再生可能エネルギー事業者が卸市場などで売電する際に、市場価格に連動し補助額が支給される制度、FIP制度が開始される。これにより、太陽光発電量の計画値と実績値の誤差が売電収支に大きく影響することから、電気事業者にとって太陽光発電量の予測精度向上が求められているという。

そこで株式会社ウェザーニューズは、同社が提供する気象データ提供・分析サービス「WxTech(ウェザーテック)」において、電気事業者向けに1kmメッシュの高解像度な日射量予測を用いた、太陽光発電量予測データのAPI提供を開始した。

このサービスでは、30分毎の太陽光発電量の予測データが72時間先まで提供される。予測モデルには、インプットする大気濁度と雲透過率の算出方法が見直され、2020年12月に同社で開発された日射量予測モデルがバージョンアップされている。

ウェザーニューズ、電気事業者向けに1kmメッシュの日射量予測を用いた太陽光発電量予測データのAPI提供を開始
太陽光発電量予測の予測値と実績値との比較 。青色は発電量実績、橙色は発電量予測。誤差がないほど精度が高いことを示している。

データはクラウドを経由してAPIで提供されるため、企業システムとの連携が可能。また、専用ウェブサイトからCSVファイルをダウンロードすることもできる。

予測方法は、発電所の緯度経度のほか、ソーラーパネルの出力や設置角度など、発電所の情報をもとにピンポイントな太陽光発電量予測データを算出する「物理モデル」と、過去の発電量実績データと気象データをAIで学習させることでさらに高精度に予測する「統計モデル」から選択することができる。

「物理モデル」は、発電所の情報を入力することで予測データを取得できることから、これから新設する発電所でも導入することが可能だ。発電を開始してから1年後には、蓄積した実績データを学習して予測する「統計モデル」に切り替えることもできる。

また、太陽光発電量予測のデータ開発に伴い、電力の需要予測や発電量予測に必要な気象データをまとめてパッケージ化した電力市場向け気象データセットのうち、72時間先までの短期予測を1kmメッシュに高解像度化した。

今回予測精度を改善した日射量を含む全15種類の気象データについては、1kmメッシュで72時間先まで、30分毎にAPIで提供される。

なお、期間限定無償トライアルが2022年度中まで実施されている。