キヤノンMJ、混雑表示と人物検知機能を強化した「AI密集アラート」の新バージョンを提供開始

長引くコロナ禍において、人の混雑や密集を避けるなど感染拡大の防止対策と、社会経済活動の継続との両立が模索されている。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)が提供している、ネットワークカメラを活用して混雑回避を支援する「AI密集アラート」は、店舗やオフィスへの導入が進んだことにより、棚やモニターなどで人物の一部が隠れる状況においても、より精度の高い人数カウントが求められるようになった。また、施設利用者に対して来場前の混雑状況を周知することや、来場時に施設内における複数個所の混雑状況を一目で把握したいなどのニーズも増加している。

このほどキヤノンMJは、AI密集アラートの新バージョンを2022年2月下旬より提供する。

新バージョンでは、ネットワークカメラの映像を解析して混雑エリアを検知し、サイネージ端末やウェブページ上によりリアルタイムに近い混雑状況を提供することが可能となった。施設利用者が自宅やオフィス、外出先などから混雑状況を事前に確認することで混雑時間を避けた来場をサポートし、混雑回避を支援する。
キヤノンMJ、混雑表示と人物検知機能を強化した「AI密集アラート」の新バージョンを提供開始
キヤノンMJ、混雑表示と人物検知機能を強化した「AI密集アラート」の新バージョンを提供開始
施設管理者向けの機能では、営業時間のみ映像解析を実行する「スケジュール機能」が追加されたほか、設定した人数を越えた場合、メールでの通知およびタブレット端末やパソコンに複数箇所の一覧表示が可能となった。最新の利用状況を遠隔から見守り、誘導スタッフの配置や入場制限、施設レイアウトの変更などの混雑回避策をとることができる。
キヤノンMJ、混雑表示と人物検知機能を強化した「AI密集アラート」の新バージョンを提供開始
また、飲食店・流通/小売店・医療業界を中心に、屋内施設に人の流れが戻り始めていることから、混雑が発生しやすい屋内施設の混雑状態を改めて分析した上で、キヤノン独自のクラウド映像技術の解析アルゴリズムを強化した。その結果、店舗の商品棚などで人の体が一部隠れた場合でも検出精度が向上し、さまざまな大きさ、姿勢の人物を従来より高速かつ高精度に検知できるという。

さらに、録画装置を必要としないクラウド型録画サービスのため、導入が容易で初期費用や設置スペース、メンテナンスの負荷を軽減する。基本となるクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」とAI密集アラートはともに月額定額サービスで、導入後の拡張も容易だ。

加えて、新たに「Web連携機能」を搭載することで、来場前にウェブページで混雑状況を確認することが可能となり、施設利用者による自発的な混雑回避をサポートする。さらに大型サイネージでの一覧表示が可能となったため、複数個所の状況を一目で確認することが容易になった。

今回AI密集アラートが強化されたことにより、例えばオフィスにおいては、会議室や食堂などの混雑状況をパソコンやタブレットからサイネージ表示し可視化することで、社員は自席のパソコンで共有エリアの利用状況を確認して、空いている場所やタイミングを判断できる。

また、病院や介護施設においては、病院の待合室の混雑状況をウェブページで確認できるため来院者は安心して来院でき、来院時間帯での利用者数の平準化を支援するほか、飲食店や商業施設のフードコートにおいて、店内の混雑状況を大型サイネージ端末に表示し、施設利用者に自発的な混雑回避を促す。施設管理者は誘導スタッフの配置や、入場制限を行うなど混雑回避策をとることが可能となる。

なお、同サービスの月額利用料金は3,980円(税別)である。