マクニカとRetrocausalが協業、映像からヒューマンエラーを即座に自動判定する「Pathfinder」を提供開始

近年、人手不足やベテラン作業員の後継者問題が指摘される中、工場などの生産現場ではFA化が進み、生産過程ではロボットやセンサが活用され始めている。しかしながら工場、特に組み立て工程においては、人による手作業がいまだ必要とされており、その作業におけるヒューマンエラーを軽減していく必要がある。

一方、工場ではマニュアルに従って一定の手順で作業を進める必要がある。例えば、作業を間違えてしまったり、手順を一つ飛ばしてしまったりといったヒューマンエラーによる不良品の流出を防ぐため、多くの工場では、必要以上に綿密な出荷前検査が行われているのが実情だ。このような検査を含む製造現場の負荷を軽減し、品質と効率性を向上させるには、作業中にリアルタイムでヒューマンエラーを検知することが必要となる。

株式会社マクニカは、Retrocausal, Inc.の作業ミスの即時自動判定ツール「Pathfinder」について、リセラー契約を締結したことを発表した。これにより、マクニカはRetrocausalの戦略的パートナーとして、DXを目指している企業を対象に、同製品の国内における販売を開始する。

同製品は、Retrocausalが特許を取得した独自のAIアルゴリズムとユーザビリティの高いUIにより、製造工程における作業者の動きの分析等を提供し、誰でも現場の改善に取り組める体制の構築を支援する。

例えば、デスクトップパソコンを組み立てる工程では、CPUやファン、RAMなどを順に取り付けていくが、ファンの取り付けの最後に行うはずの「電源ケーブルの接続」をし忘れた場合、作業者が次のRAM取り付けを始めようとするとそれをPathfinderが自動的に検知して、アラートを出す。トップ画内の青文字が現在作業中の工程を指し、緑は作業完了、赤は作業漏れ・作業ミスを示している。

発生したヒューマンエラーをその場で指摘することで、直ちに作業を修正することができる。また、作業ミスの流出を防ぐだけでなく、作業者の習熟度向上やそれによる将来的なヒューマンエラーの改善に繋げていくことができるようになる。