ユーピーアール、物流機器等の在庫・入出庫管理システムの小型アクティブRFIDタグ「DXタグ」を開発

ユーピーアール株式会社は、物流用パレットのレンタル事業を運営するなかで、パレットの在庫・入出庫管理がリアルタイムで可能なシステム「スマートパレット」を提供している。同システムは、アクティブRFIDタグ搭載のパレットと、電波を正確にキャッチする専用リーダー(受信機)を組み合わせた製品である。

スマートパレットの顧客より、アクティブRFIDタグについて「もっと小型で、かつ装着が簡易なものはないか」「物流現場以外にも利用できないか」との要望があった。

このほどユーピーアールは、アクティブRFIDタグを小型化した「DXタグ」を開発し、実証実験を開始した。また、今秋より製品の提供を開始する。

DXタグは、様々な用途に活用できるよう従来のアクティブRFIDタグを小型軽量化し、機能追加を行ったものである。固定資産管理から児童の在校状況、畜産動物の所在確認等が、目視不要で遠隔より管理可能となる。さらに、用途に合わせて発信頻度を調整できる機能を追加したことで、従来以上に管理対象を拡大した。

周波数帯は、Wi-FiやBluetoothとの干渉を防ぐ920MHzを利用し、最大300mの長距離通信が可能だ。また、低消費電力化により充電・取替不要の電池を内蔵し最長使用年数10年を実現するという。さらに加速度センサによる振動感知機能を利用した使用状況確認による不稼働資産等の最適化、温度センサによる施設の温度管理や機器異常の予兆管理にも利用可能としている。

多くのオフィスや工場では機械、器具・備品、建物の付属設備などの棚卸にかかる多大な工数や、不十分な管理による固定資産紛失などの課題があった。また、固定資産税を支払っていながら、実際は使用していない資産等も存在している。今回開発したDXタグを用いることで、目視やバーコードスキャンといった手作業での棚卸が不要となることに加え、振動感知機能により物品の使用状況を把握できることで最適な資産形成と管理強化の簡易化が可能となる。

また、近年、ICカードを利用して登下校管理を行う小学校が増えている。しかし、所定の機器にカードをタッチしない児童の所在は認識されず、またタッチした後の学校内の所在は分からないため、実際の在校状況を把握することが困難となっていた。DXタグをランドセル(カバン)に入れ、専用リーダーを校門など所定の場所に設置するだけで、児童によるタッチ不要で在校状況を可視化する。読み取り結果の通知機能も備えており、登下校時には保護者に通知される。