エクサウィザーズ、内製主導のAIソフト開発を支援する開発環境「exaBase Studio」を発表

株式会社エクサウィザーズは、これまで顧客に提供してきた技術アセットを、「exaBase」として再利用可能な形で蓄積している。「exaBase」は、各部門が保有する多種多様なデータを、多様なAIモデルで解析・整理し、意思決定を支援するAIマネジメント支援プラットフォームだ。

そして本日エクサウィザーズは、exaBase上で管理しているAIモデルに加え、外部のモデルや内製で開発したモデルも含めて統合し、AIソフトウェアの設計・開発を支援する開発環境「exaBase Studio」を発表した。

これまでエンジニアのみが行っていた設計・開発に、事業部門や経営者、専門家やUXデザイナーなども参画し、社内データを活用した分析や処理設計、それらを実行するための条件設計、結果を確認するためのUI設計が可能となる。

本格展開は2022年度下期にパイロットプロジェクトを実施した後、来期に行っていくとしている。また、課金体系や料金水準などについては、導入顧客の用途領域や範囲に応じて設定していく予定だという。

「exaBase Studio」概要

エクサウィザーズ、内製主導のAIソフト開発を支援する開発環境「exaBase Studio」を発表

UI・UX

システム全体像が把握できるようなUI・UXを設計。AIおよびDXソフトウェアの設計、更新・拡張を、機能を示す各コンポーネントを画面上でドラッグ&ドロップしたり、繋がりを設定したりしてノーコード型で実現。

実行環境の自動構築

従来はAIモデル、ソフトウェア、UIなどを個別に実行環境上に設定し、性能や安定性、セキュリティなどを考慮したインフラを構築する必要があった。「exaBase Studio」では、業務に必要なこれらの要素を組み合わせて設計したうえで、設計図を自動的に生成。指定したクラウドサービス上に、AIモデルやUIなどを自動で構築し、すぐに活用することができる。

オープンな連携で自由度の高い拡張

「exaBase Studio」は、エクサウィザーズが「exaBase」として蓄積してきたAIモデルのアセットやサービス、外部のAPIやマルチモーダルな様々なAIモデル(構造化データ解析、最適化、画像認識、自然言語解析など)も取り込んで、自由に組み合わせてオープンに連携することができる。

アジャイル型の進化

「exaBase Studio」は、コンポーネントを組み替えることで、新規ソフトウェアの開発や追加、変更ができ、業務を遂行しながらアジャイル型で改善することが可能。顧客企業も処理のロジックを把握し、足りない機能はコンポーネント毎に開発とリリースを繰り返すことができる。

「exaBase Studio」の構成要素

エクサウィザーズ、内製主導のAIソフト開発を支援する開発環境「exaBase Studio」を発表

  • Palette(パレット)は、利用可能なAI、UI、ソフトウェアの各コンポーネントの一覧を表示。
  • Canvasは、Paletteから各コンポーネントを選択し配置することで、データ処理の内容、処理の実行条件、結果の可視化方法を設計することができる。その内容は、exaBase Blueprintとして出力される。
  • exaBase Blueprintは、データの処理内容や利用するAIモデル、処理の実行条件、結果の可視化の方法などを定義した設計図。
  • Constructorは、exaBase Blueprintに定義されたソフトウェアを実現する上で必要な、①クラウドインフラの構築、➁データソースとの連携、③データ処理機能の構築などを自動で行う。
  • exaBase Machine Learning APIは、Paletteへ実行可能なAIモデル一覧を提供しつつ、Constructorが出力したクラウドインフラに対し、AIモデルを動的に統合し、実行・結果取得するための機能をAPIとして提供する。

これら「exaBase Studio」の仕組みにより、業務に必要な機能をデータ処理の単位で追加、更新、削除することができる。また、exaBaseに存在しないAIモデルを含むコンポーネントを、後から追加することも可能。空のコンポーネントを追加して全体設計を先行させ、プロジェクトを止めずに開発やテストを反復できる仕組みとなっている。

「exaBase Studio」の活用体制

各コンポーネントをどのように利用し、顧客のビジネスに応じてどのようなKPIを設定すべきかを、エクサウィザーズのAIコンサルタントやエンジニアが伴走し、コンサルティングやAIおよびDXソフトウェアの導入を支援する。

運用フェーズでは、基本的に顧客企業が主体となり、新機能の開発や更新など必要に応じた支援を行う。