ST、スマート・ドライビングの可能性を広げる新しい車載用マイコンを発表

【概要】
・ボディ制御とセキュリティ用途向けに性能、耐久性、安全性を向上
・ゲートウェイやボディ・コントロール・モジュールを小型化、スマート化、軽量化

 

多種多様な電子機器に半導体を提供する半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、よりセキュアかつコネクテッドな自動車を可能にする新しい車載用32bitマイクロコントローラ(マイコン)SPC58ファミリを発表した。

低消費電力とリアルタイム処理性能に優れたこの車載用マイコン・ファミリは、Power Architecture(TM)を採用した製品であり、また最先端の40nm Flash混載プロセスも採用しており、ボディ制御用およびセキュリティ用途向けに開発された。同製品ファミリは、Flashメモリ(512KB~6MB)の容量別にSPC58 Bライン、SPC58 CラインおよびSPC58 Gラインの3つの製品ラインで構成されている。

高い拡張性を持つSPC58ファミリは、広帯域化や強力なセキュリティ対応といった増大する車載ネットワークへの要求に柔軟に対応。また、イーサネットおよびISO CAN FD(*1) 通信インタフェースに、最新のハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)技術を組み合わせており、エレクトロニック・コントロール・ユニット(ECU)を不正アクセスおよび悪意ある攻撃から防御する。

ST独自の40nm 内蔵Flashメモリ技術は、高性能と車載グレードに対応した優れた信頼性を超小型パッケージで実現する理想的な方法で、車載ゲートウェイおよびボディ・モジュールの高性能化、小型化、軽量化に貢献する。

 

ボディおよびセキュリティ用途向けに最適化されたSPC58ファミリは、業界最先端の優位性を拡張性の高い製品ラインで提供する。

・ASIL-B(Automotive Safety Integrity Level:自動車安全性レベル)準拠
・市場最多のチャンネル数を持つISO CAN-FD / イーサネット通信インタフェース
・マルチコア・アーキテクチャ、システム・クロックの引き上げ、メモリ・アクセスの高速化により、前世代製品の2倍の性能
・最先端の40nm Flashメモリ技術により、高集積・高性能を超小型パッケージ(最小32ピン)で実現
・カメラやテレマティクスのホストマイコンに最適
・スタンドアロンまたはセントラル・ゲートウェイ用途に最適
・悪意ある攻撃に対して最も強力な保護機能を提供する内蔵HSMおよび関連セキュリティ・ファームフェア(*2)
・ワイヤレスでソフトウェア更新を可能にするOTA (Over the Air)機能をサポート(オプション )
・SPC56で使用したソフトウェア、開発ツール、ハードウェア資産をSPC58で容易に再利用できる優れた移植性

 

新しいSPC58ファミリは、スタンドアロン型のセキュア・エレメントを含むセキュリティ機能を搭載した製品を提供するというSTの包括的戦略の一部となっている。

現在、SPC58 Bライン、Cライン、およびGラインはサンプル出荷中で、2017年第1四半期に量産が開始される予定だという。

 

(*1)International Standards Organization、Controller Area Network、Flexible Data-Rate
(*2)デジタル・セキュリティ技術に関するSTの主導的地位は、アメリカ国立標準技術研究所(National Institute for Standards and Technology:NIST)によって実証されています。NISTの最新のSHA3暗号化技術は、STの暗号専門家らによる取り組みを基盤としています。

 

【関連リンク】
エス・ティー(ST)

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