IDC、2026年の国内アナリティクスおよびAIプラットフォームの市場規模は4,621億7,900万円と予測

IDC Japan 株式会社は、国内アナリティクスおよびAIプラットフォーム市場予測を発表した。

IDCは、2021年の国内アナリティクスおよびAIプラットフォーム市場における市場規模(売上額ベース)は、前年比19.3%増、1,879億6,700万円と推定。感染症拡大のマイナス影響をほとんど受けていないという。

むしろ、新たな課題に直面した企業が、アナリティクスやAIに継続的に投資を行った結果、同市場は順調に成長したとIDCはみている。

2022年以降の同市場は、企業や組織によるデータ活用プロジェクトがさらに活発化。ビジネス状況を可視化するアナリティクス市場に加えて、あらゆるビジネスプロセスにAIの推論モデルが取り入れられることで、AIプラットフォーム市場が成長する。

2022年~2026年の予測期間中、AIプラットフォーム市場の成長が活性化し、2026年には国内アナリティクスおよびAIプラットフォーム市場における構成比率は48.2%になる。

その結果、国内アナリティクスおよびAIプラットフォーム市場の2021年~2026年の年間平均成長率は19.7%で、2026年の市場規模は4,621億7,900万円に成長すると予測している。

国内アナリティクスおよびAIプラットフォーム市場の中分類市場セグメントである国内アナリティクスおよびビジネスインテリジェンスソフトウェア市場は、2021年は順調に成長し、前年比13.3%増、市場規模1,426億1,800万円とIDCは推定している。

同市場は、従来の視覚的な分析結果を示すビジネスインテリジェンス(BI)の需要に加えて、仮説を提示しアクションにつなげる処方的な分析ニーズが高まっている。その結果、同中分類市場の58.8%を占めるエンドユーザークエリー・レポーティング・分析ツール市場が、前年比14.2%増と成長している。

2022年以降は、2021年~2026年のCAGRが10.9%、2026年の市場規模は2,393億6,900万円に成長すると予測している。

国内アナリティクスおよびAIプラットフォーム市場の中分類市場セグメントである、国内AIプラットフォーム市場は、2021年に市場規模が453億4,900万円、前年比成長率は43.3%と成長。

2021年は、新たなライフスタイルの勃興に、デジタル商機を見出す企業によってAIを活用した多様な実験型プロジェクトが数多く実施された。

また、2021年以前から進行中のAIプロジェクトの実験結果が評価され、運用フェーズにシフトするケースも増加。2022年以降の同市場は、2021年~2026年のCAGRが37.5%、2026年の市場規模は2,228億1,000万円に成長すると予測している。

IDC Japan ソフトウェア&セキュリティのリサーチマネージャーである飯坂暢子氏は、「国内の企業はDXの取り組みを一定期間経験し、アナリティクスやAI活用の新たなフェーズを迎えている。ITサプライヤーは顧客がインテリジェント企業を目指すに当たり、顧客のジャーニーの伴走とアーキテクチャ構築の支援、マルチクラウドおよびハイブリッドクラウドへの適正な処方箋を提示すべきである」と分析している。